鳥かご | 何色の空の白い雲

鳥かご

昨日、ペットショップの前を通ったので、鳥のコーナーに立ち寄ってみました。


鳥コーナーといっても、籠にインコ類が入れられているのと、隅に全く関係のない生物が置いてあるだけですが、


数日前に『バーディ』という映画を観ていたのもあり、自由で優雅…平和の空間に浸るようなつもりで近付いて行きました。



そこには5、6個の籠があり、それぞれつがいで仲良く飛び回っています。
時より特有のあの鳴き声を響かせながら。



コーナーは一つの部屋になっており、
出口は今踏みいれた入り口だけです。



数歩進んだ中央で、正面のセキセイインコを眺めたところ、背筋がゾッとする感覚に襲われました。


これがほんとの鳥肌でしょうか☆


滅多にない、恐怖による鳥肌です。




先程までの可愛らしいあの鳴き声が、今では鼓膜に鋭く突き刺さってきます。
インコの声量をなめてはいけません。



絶え間ない羽ばたき音からは、接近してくるかのような錯覚を感じ、

羽の精密なつくりを想像すると身震いがします。
ちょっとグロテスクじゃないですか?
動きも虫と似ていますし。



そんな生物が、今にも籠から飛び出して、こちらに飛び込んできそうなのです。

それが僕の四方を囲んでいるのです。




そんな不安の中にいると、硝子で囲まれたこの部屋も一つの籠に感じてくるものです。



部屋の隅のウーパールーパーが、一匹死んで浮かんでいました。





入ってきた入り口からその部屋をあとにしても、背中の違和感はすぐには消えませんでした…





やっぱりインコたちに、あの籠は小さすぎるのかな…


そんな繰り返された物思いに耽ながら、


紙屑を天井目掛けて放り投げてみた。




やっぱり届かなかった。