三沢光晴というプロレスラーがいました。この間死にました。そしてその追悼特別番組が日本テレビで放送され、今見終わったところです。
おそらく十数試合の模様をダイジェストで放送されたと思うが、デビュー戦以外は間違いなく全部リアルタイムで見てる。そしてまだまだ今日放送されなかった名勝負があったし、その瞬間を思い出したりしている。
仙台にも見に行ったし、新潟にも見に行った。仙台は急行列車と鈍行列車を乗り継いで。新潟へはフェリーとバイクで行った。夕方新潟に着いて深夜に新潟を発つというスケジュールだった。
札幌の試合を見に行けない時は、芽室にまでテントを持って見に行ったこともあった。
俺は青春時代の多くの時間を三沢さんに費やした。
プロレスが好きだった。しかしそれは、三沢が好きだったからプロレスが好きだったのだ、と思う。
三沢さんがいなかったら、こんなにもプロレスを見ていただろうか、と思う。
三沢さんから俺が学んだものとはなんだろう。
「夢は、あきらめず追えば実現するものなんだ」
青臭いが、こういうことだった気がする。
俺は三沢さんの弱かった頃を知っている。
体の大きなレスラーに歯が立たなかった頃を知っている。
「あと10センチ身長が高かったら」
そんなことを三沢さんが言っていたと聞いたことがある。
体の大きさは、格闘技においては決定的な有利不利を選手に与える。
プロレスラーとして決して恵まれたとは言えない体。
しかし、勝つことを信じて向かっていく姿勢、その意志の強さに僕は惹かれ、日本中のファンが魅了されたんだと思う。。
俺が36になってもこんなことをやっているのは、三沢さんがいたからかもしれない。どんなに厳しい状況があっても、あのリングで戦う三沢さんの姿を思い出したら、逃げ出すことなんてできないと思ってしまうのだ。
特別番組を見て、改めて偉大なレスラーだったんだと確認した。
三沢光晴、忌野清志郎、筑紫哲也。
彼らと同時代を生きたことを幸せに思う。
しかし大きな心残りは、彼らの一人とて俺が受けた影響を直接伝えることが出来ずに終わってしまった、ということだ。
偉大な男達よ、さようなら。
俺がそっち行くまで待ってて下さい。