ななころのわたなべさんのお陰で、最近、後志や胆振の人と知り合う機会が増えている。
前回は蘭越でのななころさんのイベント、明日(もう今日だけど)は壮瞥でピースイベントだ。
地方に行くと、とてもいろんな人がいることに驚かされる。
黒松内にプロ級のオペラ歌手がいたり、蘭越にプロのミュージシャンも買いに来るという楽器の作り手がいたり、喜茂別に太鼓たたきがいたり・・・。
そして、地方のイベントに参加するとそうした人たちと知り合う機会がとても多い。
地方は、色々なジャンルで活躍する人々が、ジャンルを超えて知り合いになっていることが多いからだ。
札幌という都市はそういう意味では大きすぎて、例えば僕らが札幌で活躍するジャズミュージシャンやロックシンガーや絵描きさんと知り合う機会は少なくとも僕にはあまりない。
だから「あけぼの開明舎」のような施設は貴重だった。
芸術や文化に携わる人が、ジャンルを超えて知り合うきっかけをつくれる場所だった。
クロスオーバーのイベント(たとえば踊りと演劇と音楽の融合イベントのような)では、他のジャンルの人と知り合うことはあるが、この場合他のジャンルと自分のジャンルの文化の違いが表面化して、「また次に何かやろうね」となることが少ない。他のジャンルの人たちのことを「あの人達は僕達と違うねぇー」と感じてそれで終わってしまうことが多いのである。
なんだかただ「顔見知り」になって、酒を飲みに行って(別に酒じゃなくてもいいけど)、作品を鑑賞しあって、その上で「一緒に何かやろうか!」となることがクロスオーバーのあるべき姿じゃないか、と思う。「あるべき姿」というのは言い過ぎかもしれない。しかしそういうイベントの方が、長続きしやすいのではないかと思う。
だから何度も書くが、あけぼの開明舎のような、「ただいろんなジャンルの人たちが出会う場所」が重要なのだ。
でも、いなかはよい。「あけぼの開明舎」がなくても、自然とみんな知り合っているのだ。