安部館長はワタクシが参加させていただいている海の環境NPO"OWS"の大先輩サマ。
ペーペー会員のワタクシとしては、
「これは読まないかん!」
と思った次第です(*^^)v
水族館の裏側やアクアマリンふくしまのコンセプトなどを知ることができて、
「プチ水族館マニア」(*^_^*)
のワタクシには、とっても面白く読むことができました。
水族館をつくる―うおのぞきから環境展示へ (ベルソーブックス)/安部 義孝

¥1,890
Amazon.co.jp
Amazonの内容紹介をコピペ。
マグロの回遊水槽の実現や、世界初のバショウカジキの飼育など味のある水族館を手掛けてきた館長が、その貴重な経験と知識を織り交ぜながら水族館を語る。
安部館長ってこんな方。

2009.12.9 元気ッズ!ふくしま 「もっとも偉大な魚物語 アクアマリンふくしま館長インタビュー」
ワタクシは、6月にオジャマしたときに夕食をご一緒させていただき、イロイロなお話しをお聴きしていて、すっかり好きになってしまいました。
2011.6.14 #583 アクアマリンふくしまボランティアレポート②
とても大柄で、とてもお酒好きで、いつも夢を語っておられて。
歩いているところを遠くから拝見していると、ちょっと熊サンみたい(とっても失礼)で。
とてもじゃないですけどその発想力は70歳Overとは思えません。
それに、いつも既成概念を打ち破ろうとするその姿勢は、リーダーとしてもとても頼りがいのある方という印象でした。
そもそも、水族館業界(?)での館長のキャリアは相当なものです。
再びAmazonからコピペしてご紹介。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安部 義孝
1940年生まれ。東京水産大学卒業。魚類学専攻。
1964年 上野動物園水族館。
1968年 クウェート科学研究所。
1983年 多摩動物公園昆虫園。
1992年 葛西臨海水族園(園長)。
1998年 上野動物園(園長)。
2000年 アクアマリンふくしま館長。
IAC(International Aquarium Congress)委員、IAF(International Aquarium Forum)委員
こんなスゴい方と一緒にお酒を呑む機会をいただいたことは幸せでした。
今回取り上げたこの本は、著者が今まで手掛けてきた葛西臨海水族館やアクアマリンふくしまの建築設備、企画意図や展示方法の紹介に大きなスペースを割いています。
それ以外にも概論的に日本や世界の水族館の歴史から、水族館飼育員に必要な資質まで語られています。
水族館就職希望のヒトにはこの本は必読書になるでしょう^^;
印象的だったのは、ひとつの水槽にどれくらいのサカナを飼育することができるか、とか水温維持の仕組みなど、バックヤードツアー的な?紹介を読むことができたことでした。
必要な水槽の大きさが、実は経験則によるものだという記述にはビックリ(*_*)
ちょっとハード部分の説明ページが多いので、建築や設備に興味ないってヒトにはタイクツな部分もあるかもしれません。
でも、実際に水族館の企画運営に携わってきたヒトによる解説書としては、とても貴重なモノと思いましたねー。
アクアマリンふくしまの再開があと1週間に迫ってきました。
震災でネットワーク機器が破壊されてから、ずーっと更新されていなかったホームページにも、再開イベントについての案内がアップされていました。
2011.7.2 アクアマリンふくしま アクアマリンふくしま再オープンイベント
メイン会場の「ガレキ座」って、震災で出たガレキをそのまま舞台の土台に使っています。
これも安部館長の発案です。
2011.6.29 アクアマリンふくしまの復興日記 「GAREKIZA」