#594 JIN、終わっちゃいましたね...。 | ダイビング&バイシクル!
ずっと楽しみに見ていたドラマが終わるのって、ちょっと寂しかったりしますけど、TBSの「JIN-仁-」は今までになく最終回が終わったあとの空虚感が大きいように思えます。



まだあのメインテーマがアタマの中でグルグル回っています。




これです^^;


今も昨日の最終回の録画を見ながらこのblogを書いています。


放送終了後、TBSの番組サイトはアクセス集中でしばらくつながりませんでした。

Twitter上でも、#jinや#jin_tbsのハッシュタグをつけてツイートするヒトが、放送終了後丸一日になるのにひきもきらず状態。


目についたツイートをちょっとご紹介。

・最初から最後までどの回も中だるみすることなく、いつも見応えがありました。役者が役者らしく、そして引き込まれる内容に感動です。昔は今に続いているのだと改めて感じ真剣に生きないと勿体ないと思いました。

・異なる時代に隔てられてしまうほど切ないものはないな。二人を繋いだのは咲が100年以上前にしたためただろう文(ふみ)。

・仁、ついに最終回。最後の手術シーンは蛇足な気もしたけど本当に良かった。歴史の修正力に抗おうと、思いを綴った咲さんの手紙にもう感涙。パート1が09年の秋だったから長かったなぁ。山本耕史さんが初回に出てたの忘れてた。僕自身も激動の2年だったのを思い起こし感慨。

・未来(みき)に手術を施すラストが余計というけれど、最初彼女への手術への失敗が原因で手術に対して自信を失っていた仁が、現代に戻り、自信をもって自ら執刀するというのは彼の内面に良い意味での”修正力”が働いた結果、と考えると蛇足ではなく、まして続編(映画化)への伏線などではないと思う。

・「JIN」、とうとう終わっちゃった。放心状態。ってか、咲さんは結局、江戸時代に置き去り?何だか腑に落ちない。原作と違っていて、納得いかない。若干の心残り(泣)。



みなさんアツく語っておられます(笑)。


それだけこのドラマに思い入れを持って見ておられた方が多かったのですね。


今日になって視聴率が発表されました。朝日新聞もこのニュースを配信していました。


2011.6.27 ORICON STYLE 「ドラマ『JIN』最終回はシリーズ最高視聴率26.1%で幕~瞬間最高は31.7%」

俳優・大沢たかお主演の人気ドラマ『日曜劇場 JIN-仁-』(後9:00~ TBS系)が26日に最終回を迎え平均視聴率26.1%、瞬間最高視聴率は31.7%を記録した(ビデオリサーチ・関東調べ)。
2009年に前作が放送され同じく最終話でクール最高の25.3%を記録し、同年の「ドラマ年間視聴率TOP10」で2位を獲得した人気作。
完結編となった今回の最終話で全シリーズを通じて最高平均視聴率をたたき出し、盤石の強さを見せつけた。



民放ドラマで視聴率25%を超えたのは最初の「JIN-仁-」最終回(2009年)以来とのこと。


裏番組に子供と動物という「企画モノドラマ」を持ってこられた影響もあって、TBSの予想どおりにはいかなかったかもしれませんけど、民放ドラマ史上に残る人気だったことは間違いないでしょう。




このドラマの何にそんなに惹きつけられたのか考えてみました。



TBSの番組サイトにその理由がうまくまとめられていましたので、ちょっとコピペしちゃいます。


2011.6.27 TBS 「JIN-仁-」番組サイト お知らせ

この作品を通じて、いつの時代も懸命に生きる事の大切さ人が人を想う気持ちの美しさ、そして人の笑顔の輝き…そんな日本の誇れる姿を改めて伝える事ができたのならと、キャスト・スタッフ一同嬉しく思っております。タイムスリップの結末、そして150年の時空を超えて起きた奇跡を見届けて頂き、有難うございました。


まさしくそのとおりだなーと実感しました。


いつの時代も懸命に生きる事の大切さ。

人が人を想う気持ちの美しさ。

人の笑顔の輝き。



これだと思いました。


初めのころは、現代から幕末にタイムスリップしてスーパーマン的?な仁先生の活躍が心地よく感じていたようにも思えます。


それが、物語が進んでいくうちに、登場人物たちの懸命に生きる姿に感動していることに気が付きました。



ワタクシも思わずドラマの感想をこのようにツイートしてしまいました。

『JIN-仁-』最終回をリアルタイム視聴。その余韻に酔う。
きれいな日本語。演技力のあるキャスト。抑えた深みのある演出。よく考えられた脚本。
久しぶりに素晴らしいドラマに出会えた。
終わってしまった虚脱感に耐えられず録画を流し続けている。




何人かの方にリツイートしていただけました。ちょっとだけ共感してくださった方がいたのは嬉しいことです。


前にこのドラマのことをblogで取り上げたときに、美しい日本語のことをコメントいただいた方がおられましたけど、ホントにそう思います。


当時の知識階級の話す日本語ってなんて美しいんだろうって。


ま、ドラマですから実際にはどうかはわかりませんけど、もう少しあの当時の話し言葉について勉強してみたくなりました。





Twitter上では主題歌の「いとしき日々よ」の歌詞についても解説されていましたっけ。

ドラマをご覧になった方は、Link先の歌詞を見ながら、曲をお聴きになってください。

作詞した平井堅サンと松尾潔サンがいかに、脚本をよく読みこんでいたのかがわかります。

きっと。

PV http://gyao.yahoo.co.jp/player/00100/v08078/v0993900000000542923/

歌詞 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=111793

忘れはしないこの体が消えても ← 現代に戻る仁

あなたに吹く風よ ← 野風

あなたに咲く花よ ← 咲

あなたと追いかけた明日よ ← 龍馬



だそうです。平井堅サンもあんなくどい顔してやりますねw


この曲が入ったアルバム、買います。

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それに、あのラストシーン。


あまりのせつなさに大泣きでした。



これもTBS番組サイトに裏話が書かれていました。

2011.6.27 TBS 「JIN-仁-」番組サイト・現場レポート「咲からの手紙を読んで、大沢さんが流した涙は本物!」

番宣などで“大沢たかおさんの台本だけ、白紙の部分があった”ということを耳にした方もいらっしゃるかと思いますが、大沢さんは「仁が現代で未来から受け取る『咲さんからの手紙』」の内容を事前に知りたくないと希望されていた ようで、ご自身の台本だけ、あの手紙の部分が白紙になっていたようです。
咲の手紙を読み、目を真っ赤にしてほろりと涙を流した大沢さんのお芝居は、まさに南方仁の魂が宿った瞬間だったのですね。
本番で初めて目にしたその内容に、胸が熱くなって涙をこぼさずにはいられなかった大沢さんだったのでした。




ドラマのラストシーンの演出を役者のアドリブにまかせるというのはプロとしてちょっとどうかなとも思わないわけではないですけど、この一文を読んで、主演の大沢サンの真剣さが伝わってきました。