
2011.5.17 読売新聞
ぜひともたくさんのヒトに牡鹿半島の場所も覚えていただきたいです。
そこで、定期的にこの地域のメディア報道をピックアップしていきたいと思います。
できるだけあの場所のことを忘れないために。
2011.5.20 河北新報 「石巻市、仮設用地造成着手 牡鹿半島3地区39戸分」
宮城県石巻市が、牡鹿半島で仮設住宅の建設用地を造成する工事に着手した。
浸水被害を受けなかった平地が少ない沿岸部で用地を確保するための窮余の策だが、造成完了までは1カ月程度かかる見通し。
県は造成によって被災者の仮設住宅入居が遅れるのではないか、と懸念している。
造成工事は17日、牡鹿半島の給分浜、小渕浜、大原の3地区で始まった。
いずれも地元住民から無償提供された民有地。給分浜では休耕地約9000平方メートルで、樹木を伐採後に造成工事を行い、電気や水道を敷設。1カ月後には39戸分の用地が確保できる見込みだ。
全戸数のほぼ半数の約900戸が全壊・流失した牡鹿半島では平地のほとんどが津波で浸水し、仮設住宅の建設が可能な土地が限られている。
(後略)
仮設住宅は公有地に建設するのが原則ですけど、牡鹿半島では適当な土地がないために、民有地で、しかも造成しないと建設用地が確保できないのがこの地域の実状です。
それも全壊・流失したのが900戸で、建設が始まったのが39戸とは...。
2011.5.10 J-CASTニュース 「食料は水とレトルトだけ 震災当初よりも乏しい物資【宮城・牡鹿半島】」
(前略)
牡鹿半島では地震によって地域の道路に被害が出ており、水道や電気が来ていない地域もまだあります。
「震災当初は物資もたくさん届いていたのですが、最近はその数も減っています」とのこと。
最低限の食料は届いているものの、今日受け取ったのは水とレトルト食品のみだったそうで、 「4日に1度くらいは野菜が食べたい」と自衛隊にもお願いしたが、なかなか届かないそうです。
学校が再開しても、給食は牛乳とコッペパン1個のみ。
それで6時間の授業を受けなければならない子どもたちに、週に1度か2度くらいはお弁当かおにぎりを食べさせてあげたいと語る(災害対策本部長の)豊島さん。
(後略)
このニュースは4/30時点でのものです。
今は少しでも改善されていれば良いのですが...。