今日は下村健一(wiki)サンが2/24につぶやいたいくつかのtweet(http://twitter.com/ken1shimomura)をご紹介したいと思います。
2/24 13:05 昨夜から官邸泊り込みで、NZ地震対応。日本の援助隊、現地に着いて、今回最も大勢が下敷きになっているビルで、オーストラリア隊と一緒に懸命の作業を続けている。日本人留学生たちも、そこにいると思われる。刻々報告は入る体制になっているが、確認が大変。いい加減な話は流せない。
2/24 13:09 見つかった複数の御遺体は、身元不明だけでなく、「国籍不明」との報告。これは色んな災害地を取材してきた私見だが、ただでさえ発生から数日の現場は、情報が混乱しているはず。しかも同ビルで学ぶ留学生には、アジア系の人が他にもいたようだから、たしかに一見しても判別・推定困難か。
2/24 13:22 情報伝達手順の確認協議中、某官僚から「確認できた事は、ご家族に必ず真っ先に伝えること! 自分の家族の事を、報道で知るのは辛すぎる。一瞬でも早く、まず御家族に!」と。当然すぎる事だが、こうしてあらためて声に出して皆の意識に刻むこと、本当に重要。
2/24 13:33 海外での災害発生から、日本の救助チームが現地に到着するまでの時間、今回は39時間で過去2番目(99年台湾地震に次ぐ)の早さ。…というデータを僕が官房長官に告げたら、周囲から一斉に「そんな自慢めいた話、今するな!」の声。ただ知識として入れとこうと思っただけなのだが、縮み入る。
2/24 13:49 キー首相との電話会談の最後、菅さんは「最後の最後まであきらめないで」救助に尽力しよう、と机上のスピーカーホンに向かって呼びかけた。絶望の中から、何日も経ってから生還する人がいる事例を数多く知っている日本人としては、実感こめた一言。僕も心の中で、本気でうなづく。
下村広報担当内閣審議官って誰さ?と思う方も多いでしょうけど、彼は元TBSのアナウンサーです。

このヒトです。童顔ですが、ワタクシと同い年。
前からTVで顔は知っていましたけど、詳しく知るようになったのは、彼の本を読んでから。
2010.11.23 #414 マスコミは何を伝えないか~読書感想文。
彼は2010年10月に内閣官房内閣広報官室内閣審議官(長っ!)に就任しました。
管直人サンとは、下村サンが東大在学中に彼の選挙ヴォランティアをしていた頃からの関係だそうです。
今は、首相blog"KAN-FULL BLOG"を立ち上げています。
「だから何さ!?」と言われたらそれまでですけど

ワタクシもここのところ管内閣のダメダメさ加減に嫌気がさして、政治記事もあまり読まなくなっていました。
でも、こうやって動いているヒトもいるんだなー、と思った次第。
「もっと早く!」と言われたNZ地震への救助隊派遣も、彼のtweetによると、
「今回は39時間で過去2番目(99年台湾地震に次ぐ)の早さ」
だそう。
でもそんなことはこのtweetを見るまで知りませんでした。
これも、SNSの普及や彼のような存在が首相官邸にいるから初めてわかることですよね。
個人的には、彼のように過去にメディアにいて、報道の世界にいたヒトがスポークスマンになればなぁ~と感じています。
それだけできっと管内閣の支持率は5%や10%は違っていたのでは?と思ってしまいます。
最後に、2/26のつぶやきをひとつだけご紹介。
2/26 16:11 戻って来たら官邸も、税と社会保障の一体改革の検討会議の真最中。こうして政策絡みの仕事ばかりしていると、政局話は本当に割いてる時間のごく一部だ。でも報道される量は逆だから、読者・視聴者は「政策そっちのけで政局ばかり」と思っちゃう。この現実とのギャップは、茫然とする程だ。
ワタクシも既存メディアが伝えないことの多さに茫然としています。