三菱一号館美術館です。


2009年にオープンしたこの施設は1894年に建設され、1968年に解体されました。
旧三菱銀行が入居していたこのビルを煉瓦の作り方までムカシのやり方にこだわって復元されたとゆー、古い建築ダイスキのワタクシは前から行きたいと思っていました。
このビルについては三菱サンのご説明におまかせ^^;。 →三菱一号館とは
きっかけはたまたま前の日にタモリサンの趣味体現番組、 「ブラタモリ」 で丸の内を取り上げていたのを見ちゃったからです。
それにたまたま日比谷で所用があったので、「ちょーどいーや。」と思ったワケです。
三菱一号館は、今では美術館になっています。
なんでも、第二代社長岩崎彌之助サンがロンドンで見たオフィス街と同じように、丸の内にもオフィスだけではなく、商店や住居、それに美術館を置きたいと思ったそうです。
その当時は実現しなかったその構想が100年以上経った21世紀に実現したということになります。
彼の先見性にはビックリですね。
1時間ほどの駆け足だったのですが、タンノーしてきました。
いまは企画展として、創業家である岩崎家の3代の当主が集めまくったコレクションを展示しています。
その名も
「三菱が見た美術館」 ~岩崎家と三菱ゆかりのコレクション
美術館ですから絵画もタクサン展示されていました。
でも時間もないし、絵のことはよくわかんないし(>_<)なので、そのへんは足早にスルー。
この展覧会の特徴は絵画以外に日本や海外の古書を展示していることです。
その展示物には興奮しました。
美術展で興奮するとゆーのもヘンですけど、展実物を見ていて息が荒くなって思わず見いってしまうことなんて初めての経験でした。
本やTVなどで見聞きしていたモノの実物が三菱には保管されていたのです。
1431年に筆写された「徒然草」。
1331年ころ(鎌倉時代の終わりごろですね)に吉田兼好が書いたとされる日本三大随筆のひとつです。
筆写されたのは100年ほど後のことですが、そもそもこれが注目されたのは書かれてから100年くらい経った室町時代から。
言って見れば流行し始めた最初のころのモノで、室町時代のモノは超貴重だそーです。
あ、ちなみに展示物についての説明は、すべて帰宅してからにわか勉強したことをウラソーに言いふらしたモノです^^;
最近(とっても200年以上前)のモノでは日本での原語の医学書のパイオニア、「ターヘル・アナトミア(1734年)」とその翻訳版である「解体新書(1774年)」の原本を見ることができました。
いずれも初めて出版されてからそんなに年数が経っていないというシロモノ。
手の骨の構造をスケッチした図なんか、最近特に手の骨に興味シンシンのワタクシは、それこそガン



他にもマルコ・ポーロの「東方見聞録(1485年)」やら、江戸時代に書かれた「一寸法師」とかとか。
お宝鑑定団が来たら思わず卒倒しそーなほどの正真正銘のお宝の山々です

いやぁ~時間なさすぎ!
もう1回、今度は解説用にレンタルされているレシーバーを持って、半日くらい時間をかけてじっくりと見てみたいと思いました。
三菱一号館はその背後に建っている高層ビル「丸の内パークビルディング」と一緒に「丸の内ブリックスクエア」として再開発されています。

このビルと三菱一号館との間の路地を入っていきました。
そしたら小さな広場になっていてまたビックリ。


「一号館広場」と言うそーです。
ちょうどオープン1周年記念のイルミネーションがきれいでした。
上のlinkを見てみたら、来年の2月まで(の毎日24:00まで)このイルミネーションを見ることができるらしーです。
きっとこれからはここも「愛と欲望あふれる街角」になるのでしょーねー

う~ん、うらやまし!