昨日の深夜にBSで再放送をしていたのをもう寝なきゃタイムだったにもかかわらずつい見てしまった。
この日は山口百恵特集の第二回。
画面を見ながら山口百恵サンのwikiを見る。
彼女はワタクシの2学年上であることはデビューのときから知っていた。
でも改めてwikiを見て今の年齢が51歳であることを知ってちょっとショック。
TV画面の中にいる10代の彼女が今は成人した二人の息子を持つ50代の主婦とは。
ジブンのトシは差し置いて、なにかタイムマシンに乗って未来に来てしまったような違和感を覚える。
なにしろ見ているほうは20代前半の気持ちので見ているのだから。
TVの百恵サンはバツグンの歌唱力と豊かな表現力。
イチバン好きな「曼珠沙華」を聴けたのに喜ぶ。

「曼珠沙華 (アルバム)」のジャケット。@篠山紀信
「秋桜 (コスモス)」。
お嫁入りを前にして母と二人で荷物を整理しているちょっとした瞬間を切り取ったさだまさしの佳作。
多くの歌手にカバーされているのにちょっとビックリ。
中森明菜からAKB48の高橋愛まで。
この歌は、まだ10代のワタクシには今一つ実感がわかなかった記憶がある。
それがわかったのはジブンが結婚したときかな。
彼女もまだ10代だったのでやはりピンと来なかったらしい。
それが理解できたのは婚約してからとのこと。
そんなことを聴きながら画面を見ていた。
歌詞
ふと、こないだ届いた母からの礼状が目についた。
鍵を失くしてしまったので、自宅にあったスペアキーと、ツマが選んでくれていたブラウスを渡す機会がなかったので一緒に送ったことへの礼状だった。
母は息子が言うのもナニだが達筆である。
いつもだれに対しても思いやりに満ちた文章を書き添える。
ついデジタル化して残しておきたくなってカメラに。

前略
早速に鍵をおおくり下さいましてありがとうございました。
たすかりました。
又、その折、ブラウスをいただきました。
デザイン、寸法ピッタリ
とても着やすいもので10/9 10/10 熱海にゆくのにきてゆきます。
いつものメンバーです。
写真をとっておくります。
ありがとうございました。
お父上の介護大変ですね。
くれぐれも身体に気をつけてね。
私もギックリ腰のせいでおしとやかです。
草々
ワタクシのことはほとんど書いてなくて、ツマに対する礼状になっているところに彼女の気配りを感じる。
今年母はもう75歳。
子供ながらに昔からきれいな女性だと思っていたが、心が豊かだったことが大人になってからわかった。
だから彼女が手首を複雑骨折して長期入院していたときも見舞いが絶えなかったのだろうといったことを脈絡もなく思いだす。
命は永遠ではない。
いつまでこんな葉書をもらえるのだろうか。