#262 岡田武史サンが語る、日本代表監督の仕事とは。 | ダイビング&バイシクル!
たまたまジブンが見かけたことを、「知ってる?知ってる?」といいふらすだけのこのblog。


相変わらず今日もサッカーネタです。



今全国でイチバン謝られているヒト、岡田監督が12月に早稲田大学で講演された内容がネットに載っていました。


今にして思うと、彼の立ち位置は変わっていなかったんだなと。



ま、もちろん開幕直前にシステムを変えた理由とかはぜひ明らかにしてほしいとは思っていますけど。



ワタクシの年代のヒトらしく、実は彼のjoke好きなところとかが知られればいーなーと思いました。



ちょっと長いので一部を抜粋。


Business Media 誠 サイト→http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html



さすが関西人、つかみはOKです。




僕は3年間Jリーグのチームの監督をやって、1年間はワールドカップの解説をするようにしていました。

このリズムが一番生活が安定するんですよね、稼ぎが(笑)。







でも監督としての能力開発として、かなりの努力をされたことがうかがえます。

マネジメントにあった立場として、勉強になることです。




(マリノスの監督を)辞めてちょっと休んだ後、「指導者としての自分の限界を破りたい」と思って滅茶苦茶勉強しました。

勉強といってもサッカーの勉強というより指導法の勉強、人間としての勉強ということで、いろんな経営者のセミナーに出たり、会いに行って教えを請うたり、脳や心理学などいろんなことを勉強したりしました。

 怪しいこともいろいろやりました。

空手や古武術、気功とか、占星術師のところまで行きましたが、ともかく何でもやりました。

でも分からなかった。




そこで彼はひとつの境地とゆーかルールに行きつきます。



ルールを作ることができるマネージャーはいっぱいいます。



でもそれが誤った方向に行かず、かつそれをガンコに貫いていくことができるかどうかはそのヒトの資質にかかってきます。



 「負けるのは仕方がない。でも、このままだと何回やっても同じことの繰り返しだ。どうしたらいいんだろう」ということで考えたのが、明確な共通した目標を持つこと。

 明確な目標はもちろん「W杯本大会でベスト4入ることに本気でチャレンジしねえか」ということ。

みなさんはいろんな成功の書とか読んで「目標設定って大事だ」と思っているでしょうが、今みなさんが思っている10倍、目標は大事です。

目標はすべてを変えます。

そしてもう1つは、「このチームはこういうチームなんだ」という“フィロソフィー(哲学)”を作ること。



 1つは「Enjoy」

2つ目に「our team」

3つ目が「do your best」

4つ目が「concentration」
 集中力でんな。

5つ目が「improve」 「今を守ろうとするな。常にチャレンジしてもらいたい」ということです。

6つ目が「communication」 




岡田サンは今回、「ベスト4」「世界を驚かしてやろう」というかなり高い目標を掲げました。



残念ながらベスト4は達成できませんでしたけど、かすかな可能性を感じることができました。



2番目の目標は言うまでもありません。



ま、世界よりも先に日本のほうが驚いちゃいましたけど^^;




さらに、この6つのルールを徹底して選手に叩き込みました。



最初は選手たちも「できないってば」ってゆーリアクションだったことは容易に想像できます。




でも、それはいつしか変わっていったそうです。




みんな「ベスト4」を目指して個々の練習に取り組んでいったようです。



このあたりが前回のワールドカップの日本チームとは大きく違った点なのでしょう。




目標は達成するために設定するものですが、ホントは、達成するための努力や計画をどれだけきちんとやったかが問われことが多いです。



今回も達成するための努力をきっちりして、その結果が今回のベスト16だったのではないかと感じました。



1998年に初めて代表監督になって10年。



岡田サンはきっちり成長していたんだなと思うと、少し彼がまぶしく見えました。



最後に彼はこんな結びで講演を結びました。



どんな年代にも通用するメッセージだろうと思いました。






できるならどんな小さなことでもいいから、チャレンジをしてもらいたい。

頭でごちゃごちゃ考える前に踏み出してみる。

少々壁や何かがあろうが、そんなもの関係ない。

必ず乗り越えられる。

壁というのは邪魔をするためにあるのではない。

自分の気持ちを確認されているんです。

「本気でこいつはやってんのかどうか」と。そういうつもりでチャレンジに一歩踏み出していただければ幸いです。