


こないだ深夜にCATVで 「失楽園」 を久々に観ました。
失楽園 [DVD]/黒木瞳,役所広司

¥4,935
Amazon.co.jp
黒木瞳サンと役所広司サンのヤツです。
1997年公開ですから、もう13年も前の映画なのですね。
このblogを書くために調べていたら、
『失楽園』とは、創世記第3章の挿話である。
蛇に唆されたイヴとアダムが、神の禁を破って「善悪の知識の実」を食べ、最終的にエデンの園を追放されるというもの。
なそーな。
まぁ知的なタイトルだこと。
エヘ、今日のウンチクコーナーでした。
公開当時の実年齢を調べてみたら(最近得意のパターン) 、黒木サンの37歳はなるほどねとゆーカンジでしたけど、役所サンはまだ41歳(!)。
役の上での役所サンは50歳でした。ちなみに黒木サンは38歳ですって。
えっ!50代に入ったあたりとゆーと...
ワタクシのちょっと上くらい?
てかほとんど同年代?
と思って見直すとそれはそれでリアルに観ることができました。
大人になって初めて愛に目覚めて。
配偶者や親や会社に追いつめられて。
結局自死を選ぶことに...。
役所サンの親友の寺尾聰サンが繰り返し口にします。
「恋がしたいんだよなぁ...」
その気持ち、よーくわかります。
このまま終わっちゃうのか、
もう胸を焦がすような若い時の恋愛はできないのか...。
そのつぶやきに対する回答が役所サンと黒木サンの二人の結末なワケです。
ですよねぇー!
これがどちらかが経済的や仕事の面で成功したヒトだったらば、また結末は変わっていたのかもしれません。
でも役所サン扮する50男はすでに窓際(死語)のリーマンクン。
あげくに不倫が会社にばれて子会社に出向させられるハメに(>_<)
もう今さら新しい生活を一から組み立てるパワーはナカナカ無いのかもしれませんね。
確かに、フツーのヒトはそうでしょうね。
おそらくジブンもそうです。
結婚していて、ホントにヒトを好きになっちゃうと、終わりが見えないから苦しいだけだよということなのでしょう。
それが確かに現実ですけど、なんか哀しいですね。
でも、大人にならないと見えてこない愛もあるし...。
何が言いたいワケっ!?
ってツッコミがガンガン聞こえてきますな^^;
今日の相田みつを
「できない約束は
しないことだな」

...確かに。
おっしゃるとーりです。