


この日、実家に滞在している夫は、同級生とゴルフへ行っていたので、
夕方まで戻らないため、戻る時間に合わせて行こうと決めていましたが、
特にどこ行くあてもなく、静かで落ち着いた時間をまったりと過ごしていました。
それでも自宅にいる時は、読書をしたり、何かしらやりたいこともあるのですが、
見知らぬ土地、やっぱり何をしても落ち着かない私
15時過ぎ、ようやく息子と一か所海に出向き、お散歩しました。
夕方、実家へ行くと、姪っ子家族達5人は海へ行ってて不在で、
義兄が家族の帰りを待ちつつ、お風呂場の準備をしていました。
戻ってくると、順番にシャワータイム、そのままクーラーの効く部屋を占領し、
待っているこちらの部屋は、扇風機のみなので、暑くて暑くて
そのうち、夫も帰ってきて、
義兄が「今日はおっちゃんらがいつも帰って来た時に行く、スナックで夕飯にしよう。なんでもあるから」と。
息子と約束していたお造りの話はどうなったの~~?
スナック?嫌だな~~と率直な感想。
この町は、夜になると真っ暗でお店も開いていないのですが、
唯一そのスナックだけが、開けているお店なのでした
みんなの準備ができたので、歩いてスナックへ
70代のママ一人が切り盛りするお店でした。
メニューからなんでも頼みなと言われても、食べたい物がない私
どうにか豆腐サラダを選ぶ。
義兄と姪家族は慣れているようで、ママと親し気に話をしている。
軽食を頼み、皆もお酒がまわってくると、カラオケタイムとなる
義兄は演歌(上手でした)姪っ子たちは、J-POPを聞かない私には、誰の曲かも知らない歌。
生ビールがなかったので、瓶ビールをコップに2杯ほど頂き、
豆腐サラダをどうにか食べたものの、食欲もなく、場にも慣れず、
だんだん私は息苦しくなってきてしまい、離れて座っていた夫に「外の空気を吸ってくる」と話し、店の外にでたものの、実家まで帰る道は真っ暗でこわくて、人っ子一人歩いていないし、それでもお店に戻りたくなく、とにかく帰りたくて帰りたくて、とても哀しくなりました。
今、思い出しても涙が出るほど、あの場に馴染むことができませんでした。
辛かった・・・
夫はスナックで一曲カラオケを歌い、大好きなビールを飲めて楽しそうでした。
もう十分に義理を果たしたよ~ 頑張ったよ~ 偉かったよ~ 本当は最初から行きたくなかったのに、心の叫びを無視したから辛くなったんだね~