もうすぐ愛犬の死から一年になろうとしていますトイプードル
雄のシルバーのトイプードル 14歳虹での旅立ちでした。
 
昨年の5月(13歳)頃から、少し腎臓が弱り、低アルブミン血症と下痢の症状がたまにあり、年齢相当ということで、心臓の薬のみをかかりつけ医にて処方され飲んでいました薬
 
その半年後くらいにSDMA値が高くなり、腸から栄養が出てしまい、腫瘍ができてしまうことを考慮して、免疫抑制剤も追加処方されました薬
 
その後も下痢をすることもあり、抗生剤を試してみたりと、数値を見ながらの治療をしていましたが、元気で食欲もあり、お散歩も大好きで毎日行ってました。
 
11月はお誕生月ということもあり、お泊り旅行をしたことがなかったので、
那須方面への旅行計画も立てていました車
 
でも、だんだん食欲が落ちてきて、下痢も多くなってきたので、
その計画は断念しました。
 
12月に入り、下痢をする頻度が高くなり、経口の食事量も少なくなってきたので、
かかりつけ医で点滴をしてもらうことも増えてきました。
 
病院まで10分ほどの距離でしたが、下痢をしてしまうと大変なので、
ネットで検索をし、人間の赤ちゃん用のオムツに穴を空けて尻尾を出してお尻を覆い、
その周りにスーパーのレジ袋のカバーをつけてみたりと、工夫をしました。
 
かかりつけ医にて再三採血をし、アルブミン値は変わらないが、ステロイドの副作用で
肝臓の数値が上がり、コレステロール値が下がってしまい、
抗生剤の種類を変えてみたり、試行錯誤の状態でした。
 
かかりつけ医の先生が14歳の今なら、まだ治療の選択肢があると勧めてくれたのが、
犬の高度治療センターでした病院
まさか動物のそういう治療センターがあるとは知らず、
それでも車で1時間ほどの場所であったので、望みをつないで予約を取ってもらい、
行ってみることにしました。
 
そこは診察室もたくさんあり、とても綺麗な病院病院でした。
多くの犬、猫も来ていて、皆重い病気を抱えて希望を繋いでここまで来ているのだと、
感心してしまいました。
 
担当の若い先生は、かかりつけ医からの紹介状を元に、今後の検査~治療方針を丁寧にお話してくれました。まずは、14歳でも全身麻酔に耐えうる体力があるので、
全身麻酔をし肛門から管を入れて、組織を採取し病理診断に出して治療方針を立てることになり、その日のうちに検査をし入院することになりました。
 
病理診断結果が出る間、落ちてしまった食欲を戻すために、
点滴と低コレステロール、高たんぱく食を試して、退院後に食べられるようにしていきたいという方針で、その日は心配ながらも預けて帰ることにしました。
 
翌日、翌々日は面会時間に会いに行きましたが、
綺麗なケージの中で、痛々しく点滴姿の面会となったものの、
抱っこさせてもらい、試行錯誤の鶏のささみや、かぼちゃやじゃがいもなどを、
少しだけ私の手からも食べてくれました。これで退院後は、少し食べられるかな?と
淡い期待を抱きつつ・・・
 
3泊4日の入院も終え、自宅に連れ戻してきました(入院費用34万円)
頂いた病院食のカリカリフードも全く食べず、
鶏のささみやその他も全く食べず、
今まで大好きだった、焼き芋にも目もくれず、ボーロもだめ、何も受け付けず・・・えーん
 
薬を飲ませるのも何も食べてくれないと本当に大変で、
元気な時にはチーズの中に埋め込んであげると、パクっと食べてくれたのに、
それもできないので、喉の奥に薬をつっこみ、シリンジで水を飲ますを繰り返すけど、
なかなかうまくいかずガーン
 
下痢の頻度が高くなり、トイレシートまで間に合わなくなってきて、
後処理も大変になってきました。
 
かかりつけ医に退院後行き、再度点滴をしてもらおうとしたら、
今まではおとなしく看護師さんに抱っこされて奥まで連れられていくのに、
きっと3泊4日の入院で寂しい思いをしたせいか、
中から遠吠えが聞こえてきました。
もう、私の胸は張り裂けそうでした(今でもあの声が忘れられません)
 
痩せてしまった小さな体から、振り絞るような遠吠えです。
 
私はあの時に覚悟を決めました。
 
そう、もう点滴も薬もやめて、穏やかに看取ってあげようと・・・
 
それからも、家の近くを散歩したり、
家の庭をとことこ歩いたり、
家の中でもソファに階段を取り付けてあげて、そこをとことこ降りて自分でトイレまで行くのを助けてあげたり、
いつもは膝の上に乗るのを嫌い、横にぺたーっと寄り添う子でしたが、
最期は膝の上に乗ってくることも増えました。
 
退院してから、12日後、高度医療センターの医師から、
病理診断の結果連絡がありました。
リンパ管拡張症という病名でした。
一応、そうではないかと事前に聞いていたので、やっぱりね・・・という感想でした。
その主治医は、抗がん剤を勧めてきましたが、
「その必要はありません」とお断りしました。
 
連絡があった翌日、いよいよ水も飲まなくなってきました。
トイレシートまで歩いてそのままへたってしまったり・・・
 
その晩、私はリビングに布団を敷き、愛犬の横で寝ましたが、
夜中何度も起きて下痢をするので、かなり精神的にも肉体的にもきつかったです。
治療をやめて看取ると決めたものの、本当にこれでよかったのかと、
自問自答しました。
 
愛犬に向かって、もう楽になっていいんだよ・・・
頑張れとは言わずに、今まで本当にありがとう・・・と、
何度も何度も伝えました。
 
その晩のことでした。
その時はやってきました。
大好きな大きなクッションに身を横たえて、
下顎呼吸になってきました。
そして痙攣がやってきて、息が止まりました。
 
今日、こうして日記に書きながら、
しっかりその場面を思い出し、涙して感謝に変えていこうと思います。
 
2代目わんことして、うちに来てくれてありがとう愛
たくさんの幸せをくれてありがとう愛
 
この写真は、ソファのクッションで寝ている時のものですスター