皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
最後の臨時特急まりもを仕立てよう!その26
ついに全車室内灯装着完了!
とは言っても
この写真に何か感動の要素があるわけでもなく
数百円の純正室内灯を買ってくれば
なんの工夫もなしに数分でつける事が出来るものを
なにを苦労してここまでやったのか・・・(笑)
でも、斜めから覗いたときの光の均等感とか
下から覗いたときの天井裏の空間の広さとか
それから、
もうひとつ重要な意図があったのですが
それは動力車のくだりで申し上げましょうか(^^)
さて、昨日の最後に取り出しておいた
なかなかジャンクなキハ183。
美軌模型版の台車集電板を使って
台車を加工するのもやぶさかではありませんし
その方が私の趣味としては
集電も良くメンテもしやすいと感じるのですが
今回はあえて純正を使うことにしました。
当面休車することになるものから移植して
簡単に済ませてしまいましょう。
とはいえ、車輪もかなり疲弊しているし
驚いたのはこの燐青銅の集電板の
車軸が当たる部分が摩耗していること!
前オーナーさんは
相当走り込ませておおいに楽しんだのでしょう(^^)
なんだかミャンマーやインドネシアに
JRの中古車が譲渡された際に
各部をみてそう思った現地の整備士の方も
いるんじゃないかなあ、なんて想像してしまいます。
それから注目はこのバネ。
燐青銅板の突起に当たる部分が
黒く変色しています。
梁から露出する部分はいたって綺麗ですから
これは酸化などの経時変化では無いようです。
つまり、ガッチリとバネが当たっているようで
ここも接触不良の要因があるということかな、
と推測します。
バネの根元を軽くハンダ付けするなり、
ここの通電を100%にすることで
少しはチラツキ防止の改善になるかな?
これもまた後日の研究課題と致しましょう(^^)
台車を掃除して組み戻したら
あとは車体側の通電加工です。
白テープの貼り方は
結局こんな感じにしました。
レンズ式の室内灯に、
反射させるスリットが入っているのと同じ原理です。
これで概ね光が均等になります。
床下通電も先頭車と同様
を使って簡単な板バネで確実通電。
これさえやっておけば
通常のメンテは台車だけ外せば大概大丈夫でしょう。
そして、先頭車のときは穴から線を通しましたが
今回は車端に線が出ていますので
そのまま端から床下に通しておきました。
この方が、窓から線が見える可能性も
大きく下がるものと思います。
そして何よりも
集電のバネが客室内に鎮座することもなく
車内がスッキリと見えるのは
今どきの模型と並べても遜色のない見た目には
不可欠のように思うのです(^^)
そして点灯の様子です。
チップLEDをふんだんに並べた
イマドキの明るいものに比べたら
少し暗めの室内灯ではありますが
今回は何しろ夜行列車。
そんなに明るくなくてもいいんです。
そして、模型として
むしろあまり明るく華やかな室内灯でない方が
ありがたい理由がこの動力装置です。
ぶら下がり中古なので正体不明ですが
これは恐らく初期のものでしょう。
室内灯をつける棒と穴はありますが
モーターの突起が中央に残り、
そして腰掛のモールドが無いのが
いかにも時代を感じてしまいます。
もちろん伝動はスプリングウォームです。
さすがにこれは編成の中で
消灯していても目立つのであります。
昔は窓の向こうが見えるだけで
感動したものでしたけどね。
Nゲージもとんでもなく進化したものですね(^^)
さて、どこかから電気を引っ張ってきて
妻板にでも電極を仕込んで・・
と考えたのですが
そろそろ疲れてきた事もあり
一体型のダイカストブロックの絶縁とか
もはや面倒だし
かといってこれ以上この上面に
ゴチャゴチャと機能部品を見せたくないしで
久しぶりに禁断の手抜き発動!!
ちょうど程よい位置に
コンデンサの端子が出ていましたので
思い切ってここに直接ハンダ付け!!
余分な線を切ったら
輪っかを作るように線を出しておき、
線同士が触れないように車体を戻します。
今回くらいの感じで、
表に出る線の長さはそれでもこんなものです。
メンテの際にはここに電極を当てれば
動作確認にも便利そうです。
手抜き、とはいえ
実は以前私はわりと積極的に
こうした工法をとっていた事もあり
「導電銅箔テープ」を使い始めてから
あまりやらなくなったのではありますけど
実際には、こうして線で繋げて
分解しにくい仕組みになってしまっても
この動力は簡単に台車が外せて
歯車のゴミなども下から取れるため
そもそも車体を外して掃除することも
ほとんど無いと思います。
大して困らないはずです。
しかも接点をひとつ省くので
通電も確実という重要なオマケつきです。
今思うと、
これはこれで工法としてメリットがあるので
車体をそうそう外さないようなケースでは
もっと活用してもいい気がしてきました(^^)
本当だったらここで
点灯した勇姿を撮りたかったんですけど
動力車、かつ手元のテスト用の電源は
普通のトランジスタコントローラです。
動いてしまうので撮れません(笑)
これにて室内灯の装着
全車完了しました!
いよいよ明日、
ステッカーを貼って完成するか?
ではお楽しみに!!!(^^ゞ
↑ちょっと元気が出てる。笑。
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