気楽に楽しむという選択肢 | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

蒜頭糖廠散策報告・車両編!

 

昨日は果物の話なんか書くヒマがあったら

とっとと車両の話に進めば良かったんですけど

採り上げたい写真の枚数が多くて収まらず

本日Day 2とします(^v^)

 

この蒜頭糖廠という所も

すっかり人気の観光地となっており

武骨なのに可愛いC形ディーゼルが

貨車改造のトロッコ列車を引っ張って

今なお観光鉄道として頑張っています。

 

客車は車体新造と思われます。

足腰は、大量に余剰となった

さとうきび運搬用の無蓋のカゴ車が濃厚でしょうね。

 

一両ごとに違うラッピングがなされており

歴史を伝えるものから

イベント告知まで内容はさまざま。

こういう場所には平日ばかり行くので

こうした列車には乗ったことがありません。

 

機会があったら、

機関車の次位で爆音を全身に浴びながら

トコトコと走ってみたいものです(^^)

 

蒜頭駅舎の全景、ホーム側。

コンパクトにまとまった日本式建築には

本当に心温まる思いがします。

 

余談ですが、

隣のトイレの看板が・・・(大笑)

こういう台湾人のおおらかなセンス、

大好きです。グッジョブ!

私も、皆様が笑顔になるような仕事が出来るよう、

頑張っていきたいなあと心を新たにしました。

 

その駅を振り返ると

広大なヤードの跡地の一部に線路が残り、

かつて活躍した貨車や作業用車、

そして「巡道車」(高官巡回用のレールバス)が

多数保存展示されています。

 

見にくいけど全貌は是非パノラマで(^^)

よくわからないけど

何やらタンクを積んだものが複数。

何を撒いていたんでしょう。

 

面白いのが雑草取り車。

これだけ植物が育つ土地ですから

雑草だって尋常じゃなかったのでしょう。

隙間から覗いても構造はわかりませんでしたが

興味をそそる一両でした。

 

大型のエンジンと燃料タンクを積んだもの。

露出しているのがスゴイですね。

丸いエアクリーナー、懐かしい!

昔はマイカーもこんなのを乗せてましたね(^^)

巡道車コーナーもさるもの。

一見、日本でも流行した「単端」のようですが

模型のモーターのごとく

エンジンは床上にドンとはみ出してます。

ボンネットは物入れとして活用していたのでしょうか。

 

人を乗せる前提の車両になると

もう少し洗練されていました。

こちらの巡道車は目つきが特徴です。

一緒に行った台湾人の友人は

「藤木くん」と呼んでました。

ここに「ちびまる子ちゃん」に出てくる

藤木君の絵を載せるのはマズイので

ご関心がありましたら検索してみて下さい。

笑えると思います(笑)

 

この目つきもタマランですね(^v^)

窓枠と扉が木製で、

少し先輩の風格があります。

 

こちらは、イギリスの兵隊さんの人形みたい。

意匠を凝らしたラインに魂を感じます。

ライトユニットにウィンカーがついてますが

これはバス部品の流用だった、

という話は、どこで見たんだっけな・・(^^;

 

そして、

極めつけはこれでしょうか?

通称「ピカチュウ」

 

ただただ合理性だけ考えたら

何故このデザインにしたのか

突っ込みどころ満載じゃありませんか?

特に、

四角い車体からはみ出すように

ひと回り大きく貼られた屋根と前面。

なかなか、普通の鉄道車両に慣れていると

思いつきませんよね!

 

どれを見ても、

すごく模型が欲しくなります。

 

そして、これらの軽便車両を見ていると

古き佳き時代のおおらかな車両は

おおらかに楽しむのが良いのではないか、

と思えてくるのです。

 

例えばこの「ピカチュウ」。

平面中心のこの形状は

いかにも模型を作りやすいわけですけど

 

もしリアルな雰囲気にしたいと思ったら

むしろ工作に慣れていない初心者の方が

この感じになるのではないか?

というくらい

 

言葉は悪いですけど

線が歪んでいる、

水平垂直があまりとれていない、

表面仕上げが悪い、

ムラと筆跡の残ったような塗装、

まるで手書きのような帯塗装などなど・・

 

もちろんバカにしているわけじゃありませんよ!

 

実物がこうなら、

模型も全く美しく作る義務は無いわけで

つまり、工作に苦手意識のある方が

ついつい思いがちな

「どうせオレはうまく作れないから」

 

というものが一切必要ないのです(^^)

むしろ、綺麗に作らない方がリアルという(^v^)

 

知れば知るほど、

そして、出来てしまえば出来てしまうほど

模型というのは

細かい事にこだわりたくなるものです。

 

もちろん、それも楽しい模型の遊び方。

でも、それとは真逆の、

細かいことを気にしない世界があっても

それはそれで楽しいと思うのです。

 

こういう模型の在り方を

ちょっと探っていきたいと思います(^^)

 

余談ですが、前回の台湾行脚で

複数の同業者(つまり鉄道に詳しい)に訊かれた

意外で面白かった質問。

 

「猫屋線って、どこにあったの?」

(パッケージの地図を指さして)

「海の方角と、この地形の感じは

島根県あたりかと思ったんだけど」

 

そうか!

日本語パッケージの詳細部分は

あまり翻訳して出回っていないのか?

意外なほど猫屋線を

かつて実在した鉄道だと思われているみたいでした。

 

不思議はありません。

日本の歴史上存在した軽便鉄道を

全部正確に把握している方は

日本人でも一部の研究者くらいでしょう。

その中のどこかに、あったと思わせるほど

トミーテックは良い仕事をなさっているのだと思います(^^)

 

では、戦前の日本本土と同様に

星の数ほど走っていた台湾の軽便鉄道は

同じように気軽に楽しめるのかどうか。

作ってみて、雰囲気を楽しんでみて、

楽しかったら提案したいと思います。

 

・・・旅の日記のはずが

いつの間にか広告がかってる(笑)

 

ので、これくらいにしておきましょう。

この可愛らしい列車たちの世界、

一人でも多くの皆様に

気に入っていただければ幸いです(^v^)

 

ではまた明日!

 

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