皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
ちょっと今日は豆知識的なお話です。
実は機会ありまして、
フライシュマン製のICE車両の
台車集電板を作る、というか
集電方法を考えてみたのですが
なにやらこの車両、
純正の集電板が入手困難なうえ
結構なお値段がかかうそうで
お困りの方も少なからずおられるのでは、
と思いました次第。
外国形において
設計が日本の模型と根本的に違ったりで
いつものテが使えない事も
しばしばありますよね。
この製品もそうで、
軸間距離も日本の1/150に無いもの
(15.5mm)である程度は良いとして
車輪径も実測6.2mmほど、
しかも金属車軸の両側絶縁という方式のもので
これだと車輪の交換も容易でなく、
車軸集電も使えない、という
まことにハードルの高い状況なんですね。
そこで考えましたのがこちらです。
それぞれt0.1の燐青銅で
車輪集電部分が幅2mm、
床板側に通電させる凸部が幅1.5mmで
帯材を切ってT字にハンダ付けし、
車輪摺動部分はなるべく内側に当たるよう
絶縁材に近い部分を狙って
軽く円弧状にクセをつけ、
上部はバネ性を持たせないと
集電不良の原因になりますので
床板に向かって片パンタ状に曲げました。
これで、集電板を通した
細い台車枠の溝の上下に
ストッパーが出来た事にもなり
脱落する心配はまず無いはずです。
また、そのまま装着すると
台車枠から燐青銅が結構見えてしまうため
集電板の外側はマジックで黒く塗り
反射しないようにしました。
これで充分に目立たなくなりました。
今回の任務は集電板のみでしたので
この先の室内灯等の点灯は
あいにくありませんが
多少の転がり抵抗がある=集電できている
台車を回すと集電板の抵抗音がある、
ということから、
簡易な方法としては
これで充分に集電可能ではないかと推測します。
なお、走行抵抗と集電能力は比例しますので
編成の長さや動力車の性能、
それから走行環境をお好みで検討しながら
2枚目の写真の車輪摺動の曲げを
調節するのが良いと思います。
色々考えあぐねての結論でしたが
こちらの車両の持ち主様には
是非とも点灯化工作を成功なさいますよう
お祈りするばかりです(^^)
ちなみに、
状況的に発生しにくいとは思いますが
どうしても車輪を交換できない片絶車輪等、
日本型にも該当事例があるかと思いますので
特に旧製品の加工をご検討の場合
こんな方法もあるということで
頭の片隅に・・・
・・いやー、日本型は
わざわざ苦労するケースは少ないかな?
やっぱり外国形ですね(笑)
以上、何かの時に
ご参考になりましたら幸いです(^^)
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