ウィキペディアにあったのを読んだのですが。
怖いです。B級ホラーにも思えますが、事実というのでびっくりです。
看守と囚人とに役を分けてどうなるかを実験する。(というので合っているかな?)
看守と囚人が役になりきるどころか。観察者としての学者すら、その劇に飲み込まれてしまって、やめられなくなってしまったというからすごいです。
それよりも気に成ったのが、下の方に書かれていた実験結果です。
権力への服従と非個人化と書かれていました。
これって、会社と似ていると思わずにはいられませんでした。
権力のある社長は、権力を持たない社員を踏みにじる。さも当然のように。
それを思ったら思い出したのが。
酷い目に遭って辞めた元社員さん。当時は社長がその社員さんを物凄い下に見ていて、権力を行使していました。
その人が一個人として社長と対面したら。
社長も元社員も、何事もなかったように対等に話していたのです。信じられません。
役割から離れると、こうも変わるのでしょうか。
権力を持ってそれを行使できると錯覚した人は、使用出来ると思っている人間を奴隷のように扱うようになるのが普通なのですね。
そして、それを受け入れてしまった使われる側の人間というのは。スタンフォード監獄実験同様、役割の性格に合わせて、卑屈になっていくのですね。
小さい籠の中に入れられると、こういう弊害が起きるのですね。
人の心理はこわいです。