今ラッキーゴールドはトラさんちに向かっているのですが、何にも興味がなくて寝てばかりいるようにみえるトラさんにどんなふうに話しかけたら良いのか、と考えると、その足取りは知らず知らず重く遅くなってくるのでした。


最後に節穴からみた時も、リサーチノートに書いてあったようにトラさんは寝ていて、ネズミが側を通りすぎても知らん顔でした。

それをみたラッキーゴールドが木塀の外で地団駄踏んだ事を思いだして、又トラさんに少し腹がたってきました。


とその時ラッキーゴールドの心にムクムクと、ひょっとしたらただの怠け者ではなくて、トラさんは病気なのかもしれないという考えが湧いてきました。


ただまだ本当のところはわからないので確かめなくてはいけませんが、勝手に怠け者だと決めつけていたのは浅はかだったと反省しました。