​+++++++++++++++++++++++++

ブルーハートご訪問ありがとうございますブルーハーツ

 

バツブルーコレを書いているのはどんな!?

 バツブルー『乳がん』診断までのまとめ丸レッド

バツブルー『膠原病』について丸ブルー

 

『乳がん』治療まとめ

++++++++++++++++++++++++

 

 

↑の続き…。

 

ですが。

 

ここからの【臨床試験】の詳細は公開自粛することに。

 

私の勝手な思い込みかもしれないが、詳細を公開することが必ずしも良いことだとは思わなくなったので。

メンバー限定記事にしようと思ったけど、今までそんなことしてこなかったから、今更…。

 

その部分がなくてもナントカ成り立つように、ガンバッテ書いてみるのでご容赦ください。

 

*************************

 

T「Yさんの病理の結果は『CR』の次に効果が出ている2b。」

 

頭の中は??????だったけど、黙って聞くことに。

 

==要約==

私の病理の結果はあまりにもCRに近かったため、臨床試験参加要件を満たすギリギリのところだった。カルボプラチンを投与するグループと経過観察になるグループに分けるための「申し込み」に参加することが、コレからの私のために有益か?否か?

と考えて申し込みはしなかった。

 

 

と。

 

は? どっちか?じゃなくて、「申し込まなかった」?

なにそれ…。

 

私はこの1ヶ月なにをしていたの?

 

なんのために『宙ぶらりん』な気持ちをどうにか墜落しないように保ってきたと思ってるの??

 

私がポカンと『絶句』している間にも、ことの顛末を私に告げてまた疲れが出たのかT先生は目頭を押さえて肩を落としていた。

 

『お願いだからボクを責めないで』

 

っていうオーラを纏っているように見えてしまった。

 

…でも、我慢できなかった。

 

Y「結果を聞きにきたのに、申し込みすらしてなかったんだー。それならこんなに待たなくてもよかったんじゃない?」

 

T「…。ドキドキして待ってた?」

 

Y「そりゃそうだよー!!」

 

鼻息荒く半ば叫ぶように言い放ったけど…

 

T「カルボプラチンとは別に、効果が見込まれている薬があって…カペシタピンって言うんだけど。」

 

とコレまた話の流れを切るように唐突に。

私のこのモヤモヤをどこに収めればいいのさ。

でも、話は進む…。

 

『カペシタピン』? なんだ?その小さいドーベルマンみたいなやつは?(ミニピン=ミニチュアピンシャー、な)

 

Y「なにそれ?それってどういう薬?」

 

T「カペシタピンは副作用がちょっと特殊で…。」

 

というと立ち上がって中廊下に消えていった。戻ってきた時、小冊子を手にしていた。 

 

『Xeloda』

 

緑色の表紙にそう書いてあった。 …ゼ ロー ダ ?

 

ゼローダ。聞いたことある。どっかで見たことあるぞ…あれ?どこだった?

 

Y「ゼローダ。聞いたことある。副作用辛くて途中でやめたって言う人のこと、どっかでみたきがする。」

 

T「え?知ってるの?どっかで勉強した?コレ(小冊子)は大腸がん用のだけど。」

 

と言って中身の副作用の部分を開いて見せてくれた。

サラッと見た感じではそんなに大した副作用ではない気がしたけど、どこかで見た

『副作用が辛くてゼローダやめました』という記事が頭を支配していたので、この時点ではカルボプラチンの代わりとしてゼローダという考えにはならなかった。

 

Y「コレはどのぐらいするの?飲み薬よね?」

 

T「(また目頭を押さえて)そう飲み薬。3ヶ月。」

 

T「臨床試験はもう終わってる(と言った?)し、効果はあると言われているんだけど保険適用されてない。」

 

Y「保険がきかないってことね…。」

 

T「でも臨床では良い結果が出ている。もし、やりたいならば…。」

 

うーん。なんだか観点というか『気持ち』がずれてきたぞ…なんだろう気持ちが悪い。

 

Y「あのね。私がカルボプラチンの試験に参加しようと思ったのは、もちろん投与できたら安心できるかな?って思ったことと、もし経過観察になっても臨床試験の『経過観察』は普通の経過観察より細かく観察してくれるって思ったから。だから、今頃新しい薬があるって言われても…。どうなんだろう。」

 

T「経過観察?だったらぼくは治験じゃなくても、割と細かく検査をするよ!再発を見つけるために積極的にはCTとか撮らないっていう話、したけど…。したよね?もちろん毎回CT撮ったりMRIとかやらないけど。半年に1回(といった?)はCTも撮るし超音波も観るよ。」

 

Y「だったら、(ゼローダ)いらないと思う?」

 

T「術前化学療法で残ったものが2bでほぼCR。これが1aとかだったらゼローダを勧めるけど…」

 

Y「いらないということ?」

 

もう、この頃はなんだかモヤモヤがどうにもならなくなってきて、半ばケンカ腰だったかも…。

T先生はまた目頭を押さえて、一息ついていた。何かを考えていた。

 

どうしたらいいんだろう…やるべき? それともやらなくてもいい?

 

T先生。どっちって、言ってるの?? 

 

 

 

続きます。