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コレを書いているのはどんな姐
『乳がん』診断までのまとめ
『膠原病』について
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乳腺外科の受付で『魔法の手』を持つ看護師さんを待つ。
電話を片手に出てきた。
「今日はアレ科の先生がいなくて、明日の外来に『予約なし』で来てくださいって…T先生はそれでいいって言ってるけど、いいかしら?」
私は構わない。外来で見てもらったことないけど…。
じゃあ、そのように連絡しておきますからね。治療室、行ってきてね。
ありがとうございます。行ってきます。そう言って、急いでケモ室へ。
あちゃ~。60分待ち。
今日は、結構かかるぞ…。
待合のベンチでスマホをいじりながら、待った。
11:15やっと、準備開始。
冷やし始めたらスマホはいじれないんだけどね。
助産師の資格を持つ看護師Oさん。
「変わりはないですか?この抗がん剤になってから…。」
そう質問があったので、手のかゆみのことを言った。
「ありますよ。湿疹、腫れてかゆくなる。浮腫も。」
あ、あるんだ…。良かった。生の声はココで聞ける。
明日、アレ科に診察に行く事を言うと、アレ科に関係しているかもしれないし、かゆみ止めもアレ科で出してもらえるから、受診歴があるなるその方が経過もわかってて良いかも?
と、アドバイス。ナーイス!すごい説得力。
確かこの看護師Oさん。すごく若くみえるけど47才って言ってた。
マスクしてるからかもだけど、30代前半ぐらいに見える。ホントにお世辞じゃなく。
もしかしたら、T先生,I先生より年上だな。
経験値も上だな。患者に関わっているという『経験値』
だから、彼女の言うことは信じられる。
パクリタキセルを投与始めた途端に手足を冷やしながらも、眠くなった。
30分ぐらい経ったとき、うっすら
「…こんにちは…」と聞こえた気がした。
ハッとして目を開けるとアンサングシンデレラ薬剤師のSさんが立っていた。
「あ、こんにちは。いつもお世話になってます。」なんだか寝ぼけて的はずれな挨拶。
すみません…お休みのところ…。
いいえ、ぜんぜん!むしろ聞きたいことがたくさん!
「どうですか?」その聞き方に、すでに概要を把握していると確信した。
もしかして、聞きました?
いいえ。カルテを見ました。
じゃあ、T先生がアレ科に紹介状(?)書いてくれて、処方箋出してくれたんだけど、アレ科じゃないと出せない薬を選んだのは?
はい。でも、その薬はなんだかわからなかったんですけどT先生、変な薬を出してるんですよ。
へ?気が付かないで、処方箋もらってきた。
ファイルに入っている処方箋を出して見る。
あら。ホント。
アプレピタント。オランザピン。デカドロン。
どれも前のddAC治療のときの吐き気ドメの面々…。
どうした?T先生…。
ホントにすみません…。薬剤師Sさんが平謝り。
いらないですよね?吐き気ないですよね?
はい。いらないです。多分単純に間違えたんでしょう! うがい薬は頼みました。1本。
ソレは入ってます。他はいらないのでコレ、預かっていきますね、ちょっと先生に言って訂正してもらってきます。
と、言ってどこかへ消えた。
また、すぅーっと眠気がやってきて、変なまぼろし(夢か、うつつ)を見た。
S薬剤師さんがT先生と給湯室みたいな空間で話しているトコロだ。
「ねぇ…ちょっと気をつけてくれないと。コレで3回目よ!」
「…変だなぁ。どこで間違えたのかなぁ。でも、いつもキミかがフォローしてくるているから助かるよ。」
「まったく……なんだから……いつまでも………」
「いやぁ………いそがしく…患者が………コレでも…たのむよ………」
幻想、妄想、夢、うつつ…。
コレも抗がん剤の副作用か?
でももし、そうだったら…。
変な想像で身体が熱くなってきてしまった。