家についたので、↑の記事の補足を。

 
今は↓こんなかんじ。ハンモックチェアに座っている私の膝の上に愛犬。寝てる。
この状態だからパソコン出せないから、スマホで。
 
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通常の抗がん剤の投与は、こんなに早くは終わらない。
今回は初回だから特別。
 
(…と、ここまで書いたら、寝てました。なんだか眠い。なんでかな。
Amazonで荷物が届いたので、起きました。)
 
9時に診察が始まって、他の先生は診察番号がどんどん呼ばれるのに、T先生はまだ。先生の名前も出ていない。
 
今日だけは、抗がん剤を投与するまえに状態を見るための血液検査を前回の診察のときに済ませているのでいきなり先生の診察から始まるのだ。
 
昨晩にさかのぼるが、実は大学病院でコロナのクラスターが発生していたということをHPを見て知った。
1月29日に発表されていた。
私がおかっぱ頭のアンサングシンデレラに会いに行った日だ。
どうりでみんな厳重に防疫体制をとっているはずだ。
 
私はどうしても病院内に入らないわけにはいかないが、連れてきてくれた息子にはその義務はない。
だから、そのまま車内で待っててもらうか、はたまた私だけ降ろして別の場所で待機してもらうか…。
迷ったけれど、初回なので先生の診察についてきてもらうことにした。
 
診察券を受付機に通して診察番号を取ったあと、薬(抗がん剤を始める前に飲む吐き気どめ)を飲むための水と、脱毛している時に被るヘアキャップを
病院のコンビニで、買った。
 
コレ。使い捨てで10枚入り。¥550(税込み)このまま捨てられる。
ネットで買ったらもっと安かったかも?でも、そんなにたくさん使わないし。1週間で抜け切るって薬剤師さんが言ってたし。
 
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9時を過ぎ、息子とまだかねぇ…と待っているとT先生の名前が掲示板に出た次の瞬間に私の番号が点滅して呼ばれた。一番だ!
 
息子と一緒に診察室へ。
おはようございます、よろしく…
 
T 体調はどうですか?
Y うーん、あまり良くない…
T え?あまり良くないの?
Y  良くないっていうか、脇が痛い。それと昨日ぐらいから痰からみがあります。
T そうはいっても…
Y 治療はするんですよね。
T そうね。膠原病のI先生はなんて言ってた?
Y  膠原病は、間質性肺炎の影は少しあるけど、がん治療を優先させてイイって言ってましたよ。(I先生はT先生に所見を伝えておくって言ってたけどなー。)
T  ただ免疫が下がると間質性肺炎になりやすいから。それだけが心配です。
間質性肺炎は見た目ではわからない。
症状はコロナと同じで急に息苦しくなって、急変するから、怖いです。
Y 脅さないでください、先生。
(私の後ろで聞いていた息子には、初めて聞く『死』を感じさせる言葉)
T 脅してます。コロナによく似ています。だから、少しでも息苦しかったり咳が出るようだったらすぐに病院に電話してください。それから救急車かな?(と、息子のほうを向いた。)
Y わかりました。少しでもおかしかったら我慢しません。
T 何か質問は?
Y 明後日のジーラスタは時間がかかりますか?車の運転して来ても大丈夫ですか?
T いいえ。注射ですから時間はかかりません。車、運転も大丈夫ですよ。
Y 先生が注射してくださるんですか?
T ははは。ボクはここで診察して注射できるか判断して、看護師がしてくれるかな?誰もいなけりゃ、ボクがしますよ。
 
そう言って笑った先生の後ろから看護師がふたり登場。
ひとりは25日にいろいろと教えてくれたベテラン看護師さんだ。
 
ベテラン看護師さん、息子に
「今日もついてきてくれてありがとうね~。ボディガードみたいねぇ。」と息子の腕のあたりをポンポンと軽くふれた。
 
あっ!この『手当』私が穿刺検査に行く前にちょっと不安が和らいだ、あの魔法の手だ!
 
先生に、頑張ってください!と送り出されて待合のベンチで看護師さんたちを待つ。
 
この大学病院には乳がん専門の看護師さんがいるとのこと。
その特殊技能(?)を備えた看護師は全国でもそんなにたくさんはいないそうで、その看護師さん、今日は一日外来で相談や心配ごとを聞いたくださるとの事。いつもは病棟で仕事をしているので、もし聞きたいことがあったら予約しますか?ということだ。
 
ただ、話を聞いてほしいというだけで時間をとってもらうのは申し訳ない。
私はまだ、抗がん剤も始めてない。
精神的に切羽詰まってもいない(と、思う)もっと必要としている人がいると思う。そう言って、今回は辞退した。
そして「もし、聞いてほしいことがあったらIさん(魔法の手を持つベテラン外来看護師さん)にはじめに相談します。あーこれは、私じゃダメだなって思ったらまた、紹介してください」
 
そう言って、乳腺外科から通院治療室に移動。息子も時間がどのぐらいかかるか?確認のため一緒にくる。
 
そこからは

 

 

コレです。

点滴自体はそんなに時間はかからなかった。
はじめての点滴(したことあったかなー?)だから、なんでもドキドキだ。
 
もう、終わりそうな時におかっぱ頭のアンサングシンデレラが登場!
「あ~、間に合いましたぁ。どうですか?ご気分は?」ニコニコ☺
 
大丈夫ですよ。先日はありがとうございました。
わざわざ来てくれたのかな?ありがたい。聞きたいことあったのよ。
 
ジーラスタの時、運転は大丈夫って言われたけどそうなのかな?
T先生は大丈夫って言ってたんだけどね。
「ジーラスタ自体は何かすぐに気分が悪くなるわけじゃないんです。前の晩に飲んだ『眠くなる吐き気止め』の効果がどの程度残っているか?ですね。」
なるほど、朝起きた時に眠かったらやめたほうが賢明だな。
 
あとは、うがい薬はどの頻度で使っていいか?→口内炎ができやすくなるので気になるときはいつでも使っていい。
それから便秘薬(下剤)を飲むタイミング→なってからだと大変なので、便が緩くなってもいいという場合は今日から飲んでもいい。慣れてくるとすぐに飲む人もいる。
 
などを、聞いて…そうだ!思い出した!
薬剤師さんがすすめてくれたアルコールフリーの消毒薬。
先日の薬の説明の時、爪や指先が割れてくると治りにくいし、ひびわれにアルコールがしみて痛いし、余計乾燥がひどくなる。 だから「こんなのもあって、私も使ってますよ!」
と腰にぶら下げていたものを見せてくれたのだが、メモをするのを忘れて…
 
私の代わりに買い物に行ってくれた息子たちに説明したのだが、カインズにはそういったものがなかった。
仕方なく、アマゾンで探して。
薬剤師さんの腰にはコレ↑がぶら下がっていた。
あってた。よかった…。
 
それを確かめて、ニコニコしながら「これ、いいんですよ。手も荒れないし。」
もし、気になることあったら聞きに来てくださいね。とにこやかに言っておかっぱ頭のアンサングシンデレラは次の患者さんのところへ。
 
薬剤師さんと話している間に既に私の腕からは点滴のチューブと針は抜かれて、ばんそうこうの上に止血処置がされていた。
 
身支度をして治療室を出て、息子に連絡をした。
 
会計…。うん。安定の1万円超え。
 
day1の病院編はここまで。
 
その後、寝るまでは別の記事で。