若いお客様との一期一会 | 60代 まきみち奮闘記

60代 まきみち奮闘記

初老おばさんの独り言です。
40代半ばから絵を習い、50手前に「プロになる」と覚悟を決めてパートしながら毎日絵を描く生活が始まる。50代半ばに初めて挿絵、装画の仕事を経験。
連れ合いとはちわれ猫との三人暮らし

個展のお客様、




ブログの読者の方が多いから自然と私ぐらいの年齢の人が多い。



実際、私はきっとその年代の人に向けて文章書いてる気がするな。



けど、若いお客様も来てくれたよ。




ブログ読者のお母ちゃんから「行って来て!」と頼まれた息子さんたちとか(笑)




とても印象に残った若い女性が2人。




1人は

「ここって無料ですか?」

と言って入って来てくれた。




近くの大学の3回生なんだとか。




とても熱心に作品見てくれて




話をしてるうちにポツポツ就職活動の悩みなんか、、、、



聞いてるだけなんやけどね




周りの友だちは就職することが100%なんだけど、それはどうなんかなぁ、、って思うって



親御さんは

「やりたいことをやればいい」



とおっしゃるんやとか。




それ、素敵な親御さんやんね。




どやろ、なかなかそんなこと言うてくれる親おらへんことない?




少しの間しか話をしてなかったけど、

わたしとしては、良い印象しかなかった。




「おばちゃん、就職活動についてはなんもわからへんけど、お姉さん、お話しした印象がとても素敵やわ。

飾らず、言葉の一つ一つがとても誠実な感じがする。

やりたいことやってみて、違うなぁと思ったら、やり直してもええやんね。

ほんで、辛いなぁと思ったら逃げたかってええやん?」




なんか、偉そうにそんなようなこと言うたんよ。




そしたら、そのお姉さん



「あ、逃げてもいいんですね。」



って。




なんかね、

若い時はさぁ



「苦しいことを耐える」

    ll

「良いこと」


「楽しいことをする」

          ll

「怠けてる」



みたいな印象あらへん?

おかしいやん?

苦しいことを耐えられるのは、楽しいことをするためやからやん?



その女性、

その後、私が他のお客さんとお話ししてる間、ずーーーーーっと熱心に作品見てくれてね。



最後に、扇子の前で、ずーーーっと立ってたわけ。

えらい、扇子気に入ってくれてんなぁと思ってたら



最後に、意を決したように



「これ、下さい!」


って言うわけ。



ビックリしたさ💦



大変失礼やけど、

「ここは無料ですか?」

と聞くぐらいやから、お金をたくさん持ってるお姉さんでは無いと思うしね



「買ってくれるの?」と聞いたら



「バイト料があるので!」

って。



扇子は8800円。(原画やしね)

この扇子、一本買うために彼女はいったい何時間働くんやろ、、、。




「お金はいいから持って帰り」

と言いたいところやったけど、

やっぱり、身銭を切って、買ってもらった。




自分の大事なお金で買った作品はきっと大事にしてくれるやろ?




そしたら、

もしかしたら、この先、

とても苦しくなって、辛くなって、、、

そんな時、彼女はこの扇子を見て





「逃げてもいい」




と言う言葉を思い出すかも知れんやん?

思い出して欲しいわけよ。




やたら能天気なおばさんが、なんか、言うてたなって(笑)






たまたま、通りがかった道沿いのギャラリーで

たまたま、個展を開いてた、、、


って言うご縁(笑)


彼女が、買ってくれた扇子。














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