声帯を痛めて合唱をやめて何年になるかなぁ、、、。
今日は、長年所属していた合唱団の演奏会のお手伝いに。
コロナ禍でなかなか演奏会が出来ない中、文化博物館の旧館ホールで、無料のサロンコンサートが開催された。
団員は全員マスク着用の合唱演奏。
感染対策も厳重に。
コロナ禍、ズームでの練習だったり、なかなか全員そろっての練習も出来なかったと聞いた。
「この時期に演奏会はしない方が良い」との団員の意見もあったよう。
けれど、演奏は、素晴らしかった。
最後のステージは高田三郎の
「水のいのち」
初演が昭和39年という、合唱している人なら一度は歌ったことがある、というような代表的な合唱組曲。
降りしきれ雨よ 降りしきれ
すべて立ちすくむものの上に
また 横たわるものの上に
降りしきれ雨よ 降りしきれ
すべて許し合うものの上に
また 許し合えぬものの上に
テレビをつけると
「戦争」「制裁」「犠牲」そんな単語ばかりを耳にして、これは本当に現実なのかと疑いたくなる最近。
この歌詞が、メロディーとともに心にしみて、目頭が熱くなる。
ネットを開くとどんな曲もどんな演奏もすぐに聴ける時代やけど
生の演奏でしか伝わらないものがきっとあると思う。
練習も準備もきっと大変やったに違いないけど
今だから、こんな毎日やから、やるべき演奏会もあると思う。
こうした生の演奏は、演奏する人にとっても、聴く人にとっても、特別やなぁ、音楽は素晴らしいなぁ、、としみじみ思う演奏会でした。
お客様も素晴らしいと思ったのは
演奏会が終わっても、誰一人、われ先にと出口に進む人がなく
皆さん、出口が密にならないように様子を見ながらお帰りになった。
天井が高いホールは響きも良く、素敵な空間でした。
昨日作ったブローチもしっかり付けて行きました!
今日もまきみちのブログに来ていただきありがとうございました。