ガンになるということ | せっかくガンになったから

せっかくガンになったから

せっかくガンになったから、魂が震えるような奇跡の時間の中だけを生きています。

今私のまわりには、13人ガン患者の人たちがいます。
この13人は皆、私のとても親しい友人たちです。
この中には私がガンになる前にすでになっていた人、そして亡くなった友人もいます。

皆んな親しい友人でも治療法、ガンに対する考え方が本当に違いがあり、何が正しいかと言うことではなくて、何を選んでいくのかがその人の生き方になっていく気がします。

私はガンになる前までお料理教室を開いていたので、お稽古が途中のままお休みに入ってしまい、心配してくださっている生徒さん達に初めはどう説明しようか迷いましたが、思い切って本当のことを皆さんにお伝えしました。

心配してくれていた友人たちにはじめ説明する時は、涙なしには語れませんでしたが、不思議な事に皆んなに自分がガンだということを話していくうちに、ガンと言う重みが全くなくなってきて、今ではまるで花粉症にでもかかった位の話になってきています。

私は周りの人に、ガンだと言うことを伝えたことによって、思いがけない方から新しい治療法を教えていただいたり、隠し事をしないことで自分がガンだということをすっかり忘れてしまうのです。