私は視野に欠けた部分があるので、今日は視野の訓練に行って来ました。
物の見方について相談に乗ってくれます。
今日は写真の認識についての相談をしました。
そこに何が写っているのかわかってから携帯の写真を見ると、なんとか理解できるのですが「これ見て」と言われて、なんの情報もないまま見ると、そこに何が写っているかさっぱりわからないことがあります。
今日は訓練士の先生にそのことについてお尋ねしました。
先生がこれは何に見えますか?と差し出した携帯の写真を見て、私はこれならわかる!と思い「絵で書かれた青いTシャツです」と答えました。
すると先生が「もう少し上を見てください」と言いました。
なんとそこにはにっこり笑う男の子が描かれていました。
青いTシャツに意識が向いすぎて、1ミリ上に描かれている顔に意識が向かわない。
本当に騙し絵を見ているような感じです。
この脳の認識について、私は自分の視覚で実感するのですが、本当に脳は知っているものを強烈にアピールします。
これならわかる!と思うことに意識が固定され、他のことは消えます。
私のわかる青いTシャツは、あるときには、私がわかる絶望や悲しみや不運や諦めやどうしようもなさの象徴かもしれません。
そのみ「知ってる、わかる!」という強烈なアピールの陰で、そこからたった1ミリ上にある幸運や学びや可能性や正反対の選択や、あらゆるよく知らないだけのものを消し去っているのかもしれません。
そんな風に、これとこれは同じことだなと感じることが多くて、いつも視野訓練の後はすっきりした気分になります(笑)
私はなにを見ていて、それは本当に見ているのか?
少し意識を動かすだけで、そこにあるものが見えてきます。