想像と予測は違う
そんなことを考えていました。

創るという天命を持つ人は、とてもリアリティを持った想像をします。
ストーリーや、ある場面が、自分の頭の中でかなり本気のサイズで出来上がるので、それが実際とズレた場合に違和感を覚えます。
小さな違いにも(マスクの下の人の顔の想像とか)その都度がっかりしたりします。
期待を込めた想像には、それと違うとショックを受けます。
これが常識だ、普通だ!と考える想像が裏切られたら、とても腹が立ちます。

創る天命を持たない人は、想像ではなく、予測をしてると思います。

予測とは、自分の経験から弾き出すデータをまとめたものかな?と私は思います。
予測なので、割とあやふやな場合もあるし、これに間違いないだろうと思っても、少し賭けのような気持ちは残っていると思います。
なので、予測として考えたことと実際が違った時も、賭けに外れた残念さはありますが、裏切りとは感じないはずです。
現実が自分の予測と違って、すごく驚いたとしても、それはそれでまた別のデータを得たという考えになるかもしれません。
ただし、正義やルールに則した予測が外れたときには、想像した人と同じように腹を立てると思います。
正義やルールの予測は、大穴狙いをやったわけじゃないから。
当てたい!欲求でやってる予測だから、なんでだよ!と怒ると思います。

想像も予測もどっちも未来予想です。
未来に絶対はありえないけど、不思議なことに人間は自然にそれを信じてしまう。
そんな人間の傾向をおもしろいもんだなぁと考えて、自分の想像や予測と距離をとっていると、現実がどんな結果になったとしても、あんまりショックを受けずに済むんじゃないかな(笑)

少なくとも、あいつに外された!と腹を立てないようにすることを心がけたいものです。