愛している人や、信じている人
頼りにしている人や、尊敬している人
本能的に人はそんな人に従いたい、ついて行きたいと思っています。
あるとき悟りを開いた直後のブッダは、悟りへ導いてくれる誰かを望んだそうです。
そして、天、魔、人や、シャモン、バラモンなど、あらゆる生きものを思い浮かべたそうです。
ですがブッダはそれらは所詮生きものだと思ったそうです。
生きものですから、その中にはどうしたって悪しき心があるのだから、我々が尊敬して丸ごと自分を捧げて行くのは特定の生きものではない。
我々が唯一従うべきものは、この世の真理なのだ、悟りの内容なのだと思い至ったそうです。
数日前に私はこのお話を聞いてからずーっと
「私たち人間、所詮生きものなんだな」ってことを考えていました。
人間なので、がっかりすることも言いますし、悪いこともします。
意地悪も言うし、冷たい時もあります。
でも、人間だったら〇〇して当たり前でしょ？と考えていると、信じたり期待した分裏切られた気持ちになって、相手を下げずんだり、自分をそんな気持ちにさせたと憎んだりします。
私は「所詮今世は人間という生きものに生まれてるんだから」という考えで、自分のことや、周りの人間を眺めてみました（笑）
すると！
すごくゆるせるなと感じています。
所詮は人間レベルなんだよね、私たち！
そのことをかなりきちんと思い知りなさいというタイミングのようです。
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