私は短大に入り、生まれて初めてバイトをしました。
ある日仕事が終わってから、喫茶店のオーナーが私に向かって言いにくそうに、
「えみちゃん、悪いんやけど、これから忙しくなるから辞めてくれる?」と言いました。
今でもはっきり覚えているほど、その日私は嬉しくってスキップしながら家に帰りました。
家に帰って「さっき辞めさせられた!」と同居しているおばさんに伝えると、おばさんは心底驚いていました。
いろんなことを言いたかったかも知れませんが、おばさんは大喜びの私に「良かったね」と言いました。
喫茶店の仕事を私はなんにも楽しめませんでした。
ただ、学生はバイトするものだと思ったから、お小遣いが欲しかったからそれを選んだまでで、好きなことをやろうとしていたわけではありません。
実際そこで私は自分らしさを出そうなんてこれっぽっちも思わず、反対に自分らしさを隠して仕事をしていました。
私はそこで必要なこと以外はほとんど喋らなかったんです。
喋らない私に存在する価値はありませんから(笑)天命から逸れたんだと思います。
「突然辞めさせられる」というメッセージが来ました。
そこから私は学生の間、こういうバイトはしませんでした。
家にいておばさんと話したり、ハンドベルをしました。
お小遣いは会いに行くたびにおばあちゃんがくれました。
その頃の私はよくわかっていませんでしたが、私はその後大人になっても、何度か仕事を辞めさせられる体験をするんですが、だいたいが自分らしさを隠しているとそういうことが起こりました。
必要なこと以外は喋らないという私です。
にこやかに楽しげに過ごしていたとしても、自分がいいと思っている情報や、考えを話さなければ、そこを辞めることになりました。
経済活動や人と仲良く過ごすことより、職場で私がやらなくちゃいけないことは、私が持ち得た情報の伝達でした。
仕事場に仕事そのものをしに行く人もいますし、サボりに行く人、搾取しに行く人、パートナーを見つけに行く人、私のように喋りに行く人など、それはそれは様々な人がいます(笑)
みんな仕事場という場を使い、自分に必要なことをします。
ただ「必要」なんです。そうしなくちゃいけない。それで学ぶために。
最後に私が勤めた会社で、私は「喋りすぎだ」とよく怒られました(笑)
でも結局は私は人生で一番長くその会社に勤めました。
辞めさせられもしなかった。
そして、そこにいる間に今の仕事に巡り会いました。
これからはきっと辞めさせられない、辞めない仕事です。
私が自分らしく、必要なことができる仕事。
みんな天命を大切に。
それをするために生まれて来ましたよ。
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