母の部屋を模様替えすることになり、自分でするから手伝わなくていいと言う母を制して、私も一緒に片付けました。

(ベッドを取り替えたりするので、その搬入期日が迫り、任せていられなくなったため)


片付けている間、ついつい部屋を綺麗に整頓しようとする母(とくに引き出しを…)に、

「今はこの部屋の中から粗ゴミを見つけて、それを捨てるための作業をしてるんだよ」と、何度となく繰り返し告げました。


整理したり、便利なとこに置き直すのは、もっとあとからできるということは母もわかっているのです。

でも、片付けしながら、いろんな情報(部屋のモノが発する情報、これ大事、懐かしい、こんなとこにあった、捨てようかな、重い、どこやったっけetc )にさらされると、脳が優先順位を間違うのです。


優先順位のトップを、自分で思い起こせればいいのですが、情報が溢れて脳がそれに溺れると、なかなかふと我にかえることはできません。


それは誰にでも言えることです。

「何回言わせたらいいんだヨー」と伝えてる方は思うのですが(笑)それが人の脳の仕組みというもの。

ペアで何かに取り組んでるのなら、相棒が優先順位を忘れた時の解決策は何度も冷静に繰り返し伝えることです。

でもずっと言えない時は、紙に言葉で書いてみたり、絵に描いてみたりすると、相手にすごく伝わるということもあります。

図や絵にすると、脳の中でキャッチする部分が変わるので、人によってはそっちの方が得意という人も大勢います。


相手に得意、不得意があるのはもちろん、自分にもあるので、自分は何が得意なのか?と考えて欲しいです。

みんな自分の得意で人を助けると効果的な働きができるようになっています。


文字や絵は上手いとか下手は関係なく、人から褒められたことがあることは、素直に自分の特技だと認めて活用することです。


同じことでも、同じテンションで何度も伝え続けること。

私の学びはこれだなーと思います。


さて、なぜ母が私に片付けを手伝わなくていいと言ったかというと、それは母にとって片付けがすごく苦手なことだからです。

手伝いを断るのなら、片付けは得意で、自分でやれるのでしょう?と考えるかもしれませんが、大抵はその反対。

苦手で自信がなく、後ろめたさがあるから素直に手伝いを喜んで受け入れられないのです。

それも人の脳の仕組み。

これはとてもシンプルでわかりやすい仕組みなので、何回も何回も学ぶ必要はありません。

いろんなパターンで出てきますから、さらっとクリアしてくださいね。


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