私の娘は大学の活動も、バイトもとても一生懸命にしています。

そこはとってもすごいなぁと思うのですが、なにかに誘うとまず「忙しい、時間がない」と言います(笑)

その言い方にときどき「んー?」となります。


忙しいから、大変なんだ、余裕がない、

手一杯、目が回る、ギリギリ、それはムリ

今自分がいかに時間がないのかを説明したいとき、こんな風に言うことが誰しもあると思います。


こんなに大変なんだ!と人に言うとき、

「あなたはわからないと思うけど」という気持ちが含まれています。

「わかってよ!」という気持ちも含まれます。


でも、大変だと思うことや、目が回りそうだと感じることは、実は自分がやらずにいられないこと、やりたいことをしてるんですよ。


勉強すること、仕事をサボらないこと、家族のお世話をする、子どもを育ててる、モノを創ってる、身体で表現すること、言葉を選ぶこと、助けること、情報を集めること


今世で人はみな自分のやりたいこと、

『天命』を生きようとします。

それに真剣に取り組み、努力すればするほど「わたし大変!」という気持ちになります。

真剣だからです。


でも、実はそれは自分を伸ばすための取り組みなのでね、シンプルに言うと、

「すべて自分のためにやってる大変さ」なんです。


例えば、PTA役員の辞退理由に「やってる仕事が大変すぎて役員なんてしていられません」と書くようなものです。

「はぁ、まぁ、わかりますけど、仕事をするのは自分のためですよね?」

口には出しませんが、気持ちがシーンとなる感じわかりますよね(笑)


自分と同じように相手にも真剣に取り組んでいることがあるのに、自分と種類が違うというだけで、ついつい自分の大変さは人より大変と思ってしまいます。


自分の大変さはいったん横に置いて、

「この人のために、自分にできることはなんだろう?」そう思うことが思いやりです。


人からなにか言われて、今忙しいのに…と思ったら、

「これは自分のための大変さだよね」と、

わたし大変!をいったん横に置いてみてください。

目の前の人があなたになにを語りかけているのか、聞こえてくるはずです。


【お知らせ】   

5月モダナークギャラリーの日程です。   

5月24日、31日(木曜)

ご予約roxy.emiko@gmail.com 

他の日は元町のカフェにて鑑定しています。   

お気軽にメールをくださいね。