母の短い入院のあいだに驚いたこと。


母の隣のベッドの人が、母の入院初日の夜に離婚が成立した(十数年間こじれていた模様)

「お母さんよかったね」と娘さん。

母娘2人で「よかったよかった」と泣いていた。


母の隣の隣のベッドの人が、(歩き回れないため)ベッドの上で知人に長電話。

競馬をするためだ(大声のため指示がすべて聞こえる)

「あかんかったー、まぁ気晴らしや!」

結果も競馬をする理由もぜんぶ聞こえた。


手術が終わり、主治医の先生に呼ばれて妹と説明室に入った。

「見せてもいい?」と先生が少し遠慮しながら、ビニール袋に入った幹部を私たちに見せた。

「ここにしこりがありますよ」と言われ、私はちょっと触れてすぐ「あ、ここですね」と言って、次に妹が触った。

「あれ?ん?これ?え?」なぜかしこりがよくわからない妹は指で押し続ける。

先生が慌てて「あ、あんまりグイグイ触らんとってな」と言った。

妹よ。押しすぎ。それ切りたてよ。

いつもならスーパーでもあんなことしないのにな。


非日常と日常が入り混じる病院は、色々起きる不思議な場所でした。


【お知らせ】   

5月モダナークギャラリーの日程です。   

5月24日、31日(木曜)

ご予約roxy.emiko@gmail.com 

他の日は元町のカフェにて鑑定しています。   

お気軽にメールをくださいね。