ここ最近のスポーツ界、相撲やボクシングで、間違った相手を責めていたら、あっという間に今度は自分が間違った立場になってしまうということがありました。


そういえば前にそんなこと…というような時間差もなく、

「あれがこれに!」と思うくらいの猛スピードで立場の入れ替わりがありました。

責めていた側が今度は責められるという入れ替わりです。


向こうが間違ってて、こっちは明らかに間違ってないから!という理由で、感情や態度がヒートアップしたのでしょうが、

そこには『強く相手を責めるエネルギー』が発生しました。

そして、発生した場所へ同じエネルギーが戻ったように見えました。


人を責める感情をヒートアップさせる理由には、子どもや知り合いのため、人から責められたくない罪悪感、人の上に立ちたい優越感など色々あります。

でもまぁ、私は間違っていない!が最強かな。


感情をヒートアップさせると、その先に歩く道がより険しい道になったり、遠回りをすることになります。


人にはそれぞれ大切に思うことや守りたいことがあります。

他人がそれを否定したり、破壊したり、思い通りにさせないとき。

そんなことがあれば、もちろんショックだし、悲しいし、辛いし、悔しい感情が起こります。

間違った人を責めてもいい理由は、溢れんばかりに見つかりますから、放っておけば感情はヒートアップしまくります。

でもそうすると、苦しい場所に長居することになってしまいます。


どんな時も、とにかく“ゆるす方向へ歩き出す”こと。

「ゆるすためにはどうしたらいいんだろう?」

迷いながらも、そっちへ歩き出すのが、いちばん近道なんです。


人の人生って短いように見えますよね。

それは私たちに「近道はいいよねー」と思わせるためです。

怒ったり、責めたり、批判したり。

これは人間ならではの面白さなんかじゃありません。

そう思うのは、そうしていたい言い訳です。

それを楽しめる設定なら、人間はもっと長生きしてるように見えるはずです。

近道しよう!