友だちと時間について話してるとき、

「私たちが今から30年生きたとして、あーこの30年こんだけ生きたなぁって実感が湧くと思う?」と聞きました。


「ううん」友だちは首を横に振りました。


私たち人間は「こんなに時間に追われてる!」とか「時間には限りがある」と感じるなど、みんなで時間について集団妄想を抱いていているのだろうなぁと思うのです(笑)

今年の1月の出来事を覚えていたとしても、そこから2ヶ月と何日経ったなぁという実感は持てないのです。

それをなんとか掴みたいと思う人の中には、日記をつけたり、写真を撮りだめたりするかもしれません。

時間は、実感することがなかなかできない、ほんの一瞬の連なりです。


私は自分の存在を、パラパラ漫画に描かれている、1ページに1ポーズをとっているキャラクターのように感じています。

その絵はそのページで描き終わっていて、すでに完成しているのです。

パラパラ漫画は、完成の連続です。

ただ、1枚の完成品だけでは満足できない私たち人間が、その絵を前後と関連付けて見ているのです。

私たちはその連続を時間の経過として見ています。


こんなに時間に対して実感するのが難しいのは、なぜだろう?

人はどうしてこんなに時間の経過を感じたいと思うのだろう?


すでに完成しているから。

それでは満足できないから。

これが私の答えです。


【お知らせ】   

3月モダナークギャラリーの日程です。   

3月22日(木曜)23日(金曜)  

ご予約roxy.emiko@gmail.com 

他の日は元町のカフェにて鑑定しています。    

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