大河ドラマの西郷どんを見ているせいで、最近よく鹿児島生まれだった父方の祖母のことを思い出します。


祖母は結婚するために神戸に来るまでずっと鹿児島で育っていたので、もちろん鹿児島弁でした。

小学生の頃は一緒に暮らしていたので、私も日常的に鹿児島弁を聞いて育ちました。

だから、西郷どんのセリフはとても懐かしい響きです。


私が短大生の頃、久しぶりに病気で寝ている祖母に会ったとき、祖母が私にこう言いました。

「えみちゃん、将来もし結婚して、離婚することがあったら、辛いけど子どもはみんな置いておいで」


おばあちゃんの突然の進言に、当時の私はびっくりしました(笑)


でも、私は祖母の結婚生活が貧乏で子だくさんだったため、とても苦労したという話を聞いて知っていたので、

「きっとおばあちゃんは子どもを置いて、鹿児島に帰りたかったんだろうなぁ」と思いました。


でもハタチそこそこの私には、やっぱりとてもびっくりする言葉でした。

祖母は自分は子どもを置いて離婚できなかったけど、孫の私が離婚するときは、辛いけど子どもがいない方があとの暮らしが楽だからと言いたかったようでした。

なぜか私の離婚ありきの助言(笑)


ただ、それにしても今から30年前のセリフとは思えないような内容です。

しかも祖母から孫への言葉だからね(笑)


そして数年後、私の結婚相手が九州の人だと知った時の祖母の悲しそうな顔も忘れません(笑)

ベッドで手招きし、私の耳元でそっと

「なぁ、えみちゃん、ほんとにその人やないといやなんか?」と聞きました。

自分が九州の人と結婚して苦労したので、私に何度も「九州の人だけはやめとき」と小声で言いつづけました(どんだけ祖父のことがイヤだったのか 笑)


おばあちゃんらしい思いで私を愛してくれてたね。

鹿児島弁とおばあちゃんの助言。

懐かしい思い出です。


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