大昔から「そうらしく思えること」に人は流れていきます。
わかりたいと思って探し求めているうちに、なんとなくわかることで決着したくなるのです。
わからないままって辛いからね。
釈然としないし、モヤモヤしたままでいたくない。
だから、なんとなくこうかなーってところで落ち着きたいとウズウズします。
そんな時に頼りになるのが、目に見えることや人との差。
それだと「はっきりわかる」と思えるからね。
比べて示したり、証明できたら「ほらね!」って言えるから、人は見えることに頼りたくなります。
そして今度は人は見えることやわかることで辛くなります。
でも、実にわからないことだらけ!って有り様がこの世界なんです。
「なんとなくそう思えることの大半は間違ってる」
そのくらいのことを思っててちょうどかな?と私は考えています。
「こんなのわからないなー」が本当のことにとても近くて、
「こんなのわかってるよね」は本当から離れてしまう感覚。
わからないと思うことって怖いことじゃないのです。
わかったつもりになるのはとても怖いこと。
だってわかったら感じようとしなくなるからです。
感じるために、この世界はこんなにも秘められているのかもしれません。