今頃ですが“クリスマスの約束”の録画を見て感動(笑)
小田さんの歌はどの歌を聴いても特別な気持ちになります。
いつもどこに隠れてるんだろう?
なにかをスイッチにして、心が溶けるみたいに流れだすことがありますね。
歌声だったり、香りだったり、風の冷たさや光の眩しさ、言葉のかけら、にがさ、色etc
形のないスイッチはいたるところに用意されていて、不意にそれらに触れると、綺麗にしまいこまれていた心が溢れ出します。
ずっと手のひらに包んでおけなかったこと、見ないふりしてやっとここまで来たこと、ほんとはなにも捨てられてないこと、今からだんだんしまっていくと知ってること。
むかしよく口ずさんでたのに、いつしか忘れてた歌を聴きました。
形がないから音楽は時間を消し去ることができるのかな。
形がないから私たちの意識の奥にもぐり込んで、息を潜めて待っていられるのかもしれません。
いつかスイッチに触れたとき、なにが溢れ出すのかその時にならないと誰にもわかりません。
そして溢れ出す瞬間に時間が再び戻ってきます。