たとえば水は、持ち上げられて落とされて、自らがエネルギーを作っていることを知りません。

人もまた自分の感情の上げ下げが、いったいどんなことを引き起こしているのか、きっと水くらい知らないのかもなぁと思います。


人はこれくらいの視力しか持たないのに、目に見えることや、証明できることが確かだと信じ続けています。

脳がどれほど錯覚するのか、知っているのに、その脳で理解できないことは怪しいと思うのです。


でもね、人がこの世界でわかってることなんてほんの僅かなこと。

私たちは、自分自身のことももちろん、ほとんど知らないことに囲まれて生きているのです。


それって、なんにも持たずに大海原に漕ぎ出した船みたいなものです。

すごく心もとないですよね(笑)

だから、本当だと思えそうなものや、なんかそんな気がすることに惹きつけられるのかもしれません。


知らないことは怖いからね。すごく。

自分が訳のわからない場所にいることから意識を離して、知ってると感じることに意識を向けて生きてしまうのでしょうね。

人間が作った貨幣や価値観や優劣は少しは知ってる!と言えることだから。

それに没頭してたら、ちょっと安心するから。


でも私たちが知ってると思えることは、この世界に僅かなことしかないので。

知っていると思うことだけで生きてるのは、ゲームの中で生きてるのと変わらないと思います。

そこはお金を稼いだ、たくさん持ってる、人より強い、そんな僅かなルールの優劣ごっこだから、すぐにゲームオーバーになってしまいます。


知ってる風なことに苦しまないでね。

勇気を待ってわからないことに意識を向けたら、そこにやっと知りたかったことが見つかると思います。

だってほとんどが知らないことなんだから(笑)

そこの可能性はすごいのです!


苦しいなと感じたら、知ってることだけで生きようとしていないか、ちょっと考えてみてください。