小学生の時。年に一度みんなで講堂(当時は体育館はなくて講堂)に座り、映画を見るという特別授業がありました。
ある時、たしか三年生か四年生の時に、無声映画(サイレント映画)を、活動弁士(かつどうべんし)のおじいさんがひとり語りで表現するという形で見ました。
40年前の私たちにも、むかしを知ってて欲しいという授業があったのですよ(笑)
なので、その時はサイレント映画を見たのも初めてでしたし、若い女の人のセリフをおじいさんが女っぽい感じでひとり喋りをするのもびっくりして、忘れられない思い出です(笑)
同級生の友だちはこういうの覚えてるのかな?
思い返せば私は幼い頃から無意識に「声や語り」にとても興味があったのだなと思います。
今もテレビに出てる人の発声、喉でどのくらい音を潰してるのかとか、すごく気になります。
ブルゾンちえみさんの発声は気持ちいいな~とかね。
発声のいい声を聞くと、深呼吸したくなる(山登りで深呼吸するのと同じ 笑)
誰に教わらなくても、決めて来た好みに人はどうしても意識が傾くんですね。
だから当時、活動弁士のおじいさんの声が、ちょっと潰れてたのが気になったことを覚えてるのです(笑)
年齢を重ねてもなかなか声って変わらないでしょ?
私にはそれはすごく嬉しいことです。
肉体という入れ物はね、まぁ、古くなるんだけども、入ってるものは変わらないと、声が教えてくれてるような気がします。
もちろん明らかに20代の声質と40代の声質は違いますよ。
電話の仕事をしてたので歴然と違うと知っています(笑)
時々ごまかして「私は子どもです」と言うお母さんがいますが、仕事してるみんなはわかって返事してますからね(笑)
ただ質は変わりますが、声はそのままです。
会えなくてもメールより電話で話した方が、よりその人を近くに感じますよね。
声のパワーを信じて、ここからもますます喋って行きますよー(笑)
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