夜になって神戸のあたりも雨風がひどくなってきました。

早めに帰り損ねた人、まだお仕事の人、気をつけておかえりくださいね。


強い雨が降ったり風が吹く時、人はあえてその自然に立ち向かうことをせず、できるだけ背を向けて、抵抗を少なくして自分の体を守ります。


何かを確認しようとして雨風と同じように強い態度で外に出てしまうと、うっかり怪我をしたり怖い思いをすることになります。

必要のない人は雨風が通り過ぎて行くのを素直に待つこと。

これも大切な学びのような気がします。


人との関係で「向こうが強く出てくるから、こちらだって強く出るしかないんだ」

意識的であれ、無意識であれそう感じて、余計に関係がこじれて行くことがあります。


相手が強い態度で向かって来ると、身を守ろうとして体も心も硬くなり、自分ひとりで戦争モードになる人も多いです。


相手と同じエネルギーでやり合おうとすると、同じことが繰り返されるだけです。

相手が力を入れすぎた握手に、痛いから負けずにこちらもギュッと握り返すと、向こうはさらに力を入れてきます。


デキゴトを損得で測り分けている人は深みにハマることがあります。

例えば、

いつか言い返してやろう!

同じことを感じたら相手もわかるだろう。

間違ってるくせに!

偉そう!何様のつもり?

こんな思いを相手が感じないなんてずるい。

私ばっかり嫌な思いをさせられるなんて損だ!


損得でモノゴトは測りわけできません。

「このデキゴトは私になにを伝えてるのかな?」

考えてわかるのはそれだけです。


デキゴトを起こした人のことは深く考えず、

「自然の猛威」くらいに捉えるとちょうどいいかもしれません(笑)


台風はなんでわざわざここを通るんだよ!

理由はきっとあるのだけど、その答えは外に見つけられません。

答えは自分の中に見つけるしかありません。

答えがすぐに見つからない時は、深刻にならず

「生きてりゃ自然の猛威くらいあるものだ」と思ってくださいね。