友人と過ごす時は、お茶を飲んだり、買い物したりしながらずっとおしゃべりを続けます。

ある日、そんなおしゃべりの最中に私が何気なく、

「この人は優しくて、この人は優しくないと思う」

みたいなことを話しました。

すると友人はちょっと首を傾げてこう言いました。

「んー、それもさっきの話と同じでさ、人によってどんなことが優しいと感じるかって違うからさぁ」


そうです。

その日は友人とずっと、人はみんなそれぞれ感じることが違うという話しを続けていたのでした。


あー。なるほどね。


私は人から優しくされるのが大好きなのですが(笑)

友人のその言葉の直前まで、私は私の脳が優しいなぁとか、助かる~や嬉しい!とすぐに感じられる行動をしてくれる人のことを優しい人と思っていたのです。


反対に、その行動ってないんじゃない?思いやりを感じない!私ならそうはしないのに…

などと感じる行動をする人のことを優しくないと思っていました。


でも考えてみると、当初はそう感じていたことが長~い時間が経ってみると、

「あれは私にとってすごく優しい気持ちがあっての行動だったんだ」「結果的にあの優しさが私を助けた」とわかることがあるのです(笑)


親の愛情ある見守りや先生の喝の言葉、恋人との別れや友人からの助言など。

そういう、その時は「なんて優しくないんだろう?!」と思うことが後々「あーあれ、私への優しさだったのかぁ」とわかることがあります。


どうして?と思う、そこから始まる長い時間の入り口は、とても悲しかったり、ショックだったりしますが、その行動をした人を「優しくない人」と決めるのはまだまだ早すぎるのです。


もしあなたがそんな入り口に立って、そこから少し時間が経っていたなら、あの時の優しくない人のこと、もう一度考えてみてもいいかも知れません。

あの人は、私のために優しくない人だった…と思えるかも。


いやいやいやいやいや~と感じたら、もうちょっと寝かせてみてね(笑)

そして、結果その人があなたにとって優しくない人でも、あなたの大切な人に変わりはありません。


【知らせ】

7月21日、28日

今月金曜日にモダナークギャラリーにてタロットイベントを行います。

ぜひご予約くださいね!

モダナークギャラリー