先日ご紹介した「サティシュ・クマールの今、ここにある未来with辻信一 」というDVDの中でサティシュが手仕事の大切さの話をした時に、自然の暮らしを求めている女性がこう話しました。
「私は今小麦を作ってて、それを石臼で粉にしてるんです。コップ一杯の粉を作るだけでも石臼が結構重たくて大変なんですね。その粉でパンが食べたい、パンを作りたいと思って、それだけを思って麦を引くと、それはすごく遅くて大変だなぁと思うんです。
でも、この粉のことをもっとわかりたいとか、粉ができるまでの過程にフォーカスすると、それはそれほど大破だと思わなくなるんです。
今あまりにもみんながみんな結果を急ぎすぎることが、そもそもの間の喜びや楽しさを全部奪ってる気がします。
結果ではないとみんなが思うようなリハビリをしていかないといけないのかなと思うんです」
このお話しを聞いて本当にそうだなぁと感じました。
私たちは実はものすごく早いテンポで暮らしてるので、知らず知らず同じテンポや変わらないテンポを自分にも人にもモノにも求めてるなぁと思います。
そして、その勢いのまま、すべてについつい
「で、結果はどうなる?」と思ってしまうようです。
結果ばかり求めるがあまり、今を楽しめていないことってありませんか?
会えないから連絡しない。
勝ち目がないからやめる。
プロになれないからやめる。
結婚できないから別れる。
稼げないから書かない。
時間がないから目指さない。
これぜんぶ「ほんとは好きだけどー」と前置きが付きますよね(笑)
好きなことはおおいに楽しめて、胸が踊って、感激できることなのに、結果にフォーカスしすぎて、嫌になったり疲れたり離れたりします。
へんですよね。
私たちは好きだという状態や気持ちを喜べばいいだけなのに。
誰かを、何かを好きだと感じるなんて、ほんとは奇跡みたいなことが起きてるのに!
早く結果を出すことに知らず知らずにこだわって、囚われてしまってるのかもしれません。
「結果ではない」と感じるリハビリは少しづつ、自分でやって行くしかありません。
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