いい天気が続き、我が家の庭の薔薇が最盛期で、きれいに咲いています。
薔薇もそうですが、どんな花もすごく可愛いし、可憐だし、美しいですね。
先日、妹と話してると、
「むかしからきれいな花を見ると、花がこんなにきれいな必要がどこにあるんだろう?と思ってる」
と、彼女はこんなことを言いました。
それで、どうしてだと思ってるの?と訊ねると、
「人間のためだとしか思えない」と答えました。
それを聞いて私が思い出したのは、随分前の息子からの質問です。
「お母さん、神さまはどうして病気をつくったの?」
その時の私には答えられませんでした。
ずっと胸に刺さったまま忘れられなかった質問です。
10年以上たって、やっと答えられます。
「神さまは絶対に病気を作らない。それをつくったのは人間の心だよ」
お花もそれほどまでに美しくあって欲しいと思う、人間の心がつくったのだと、私は考え始めるようになりました。
私たちはこの夢の中でそれらすべてをつくってる。
つくってしまったなんて知らなかった。
知らなかったから、美しさに溺れ、病気を憂い、治れば歓喜しながらずーっと繰り返してるんだよ。
私はそれをやっと知ったところ。