人に自分のことをわかって欲しいという気持ちや、こんなにわかってもらえていないという気持ちを聞くことがよくあります。
でも私はその度に「人のことをその気持ちと同じだけわかりたいと思ったことがありますか?」と聞きます。
たいていは首を横に振ります。
「あなたのことをわかりたいのです」
突然こんなこと言われたらそれは告白です。
過去に言われた記憶はないのですが(笑)わかりたいと言われたら、大事な気持ちを伝えてると感じます。
こんなにシンプルな言葉が告白に聞こえるのですから、人が人のことをわかりたいと思う気持ちは、特別な感情なのかも知れません。
でも「私の気持ちを知ってほしいんです」
という告白パターンはよくありますよね(笑)
片想いの相手だけでなく、友だちや同僚や知り合いに、この「わかってもらいたい」エネルギーが屈折して向かっていくことがあります。
私は話を聞いてあげているのに!
私は助けてあげているのに!
私は優しくしてあげたのに!
したくないことはしなくていいですよ。
きっとしたいからしたのです。
聞きたかったのです、助けたかったのです、優しくしたかったのです。
人から同じことをしてもらいたいからしたわけじゃないのです。
「わかってもらいたくてしたわけじゃない」
「私はそうしたかったからしたの」
なのにそれを忘れてしまいます。
自分のことを自分がわかってあげていることがとても大切です。
どうぞ「あなたのことをわかりたいのです」と自分に告げてください。
もちろん、私は人からも言われてみたいので、告白はいつでも待っていますけど(笑)