今日はハンドベルの震災コンサートでした。
雪の降る寒い中、頌栄短期大学のチャペルまでお越しくださったお客様、本当にありがとうございました。

神戸の地震から22年が経ちます。
もうずいぶん前のことですね。
時間が経ったから、過去になってしまったから、その時に起きた悲しみは消せないと思ってしまう人がいるかもしれません。
けれど、そうではありません。

過去はたった今、この瞬間に思っていることとは別の形で存在させることができます。
過去は硬くしっかり固まって、変わらない存在ではなく、波のように揺らいで広がっています。

たった今、過去にあった出来事に対してどのような意図を向けるかで、そこは固まり直します。

「起こったことはどうやったって変わらない」と決めつけてしまわないでいいのです。
そのまんまにしておきたいと思わない過去なら、こうしたいと思うようにしてみましょう。

はい、ドラえもんのタイムマシーンを借りましょう。
引き出しを開けて乗ってください。

喧嘩別れした友だちに会ってごめんねと言って抱きしめてください。
傷つけたお母さんに大好きだよと言って抱きしめてください。
こうするしかないと思った自分に会って、諦めてはいけないよと励ましてください。
会えないと思ってるおじいちゃんにこんな姿になれたよと見せてあげてください。

今はそんなことできないと決めている人は、ちょくちょくタイムマシーンを借りてください。
はじめはこっそり見に行ってみるだけでもいいじゃない(笑)

『現実はこうだ』と思ってるのは、思い込みじゃないかな?と疑ってください。
「現実とは私がそう思ってるだけかも〜」

私たちにとって何より大切なのは『どうなりたいか』と考えることです。
過去も未来も全て、私たちのために揺らいでいます。
自由に固めることができるように揺らいでいます。