台風が近いということもあって、この三連休は雨が降ったり止んだりとぐずついた天気でした。
この辺りの中学校の運動会はなんとか雨に降られずにできたみたいですが、今週の息子の高校の運動会は危ういかな?

運動会は運動の苦手な私には憂鬱な日だったのですが(笑)
イヤイヤ練習した時のことや、お弁当のことや、父親が見にきていたことなど、運動会には細々とした思い出がたくさんあります。

運動会の時期になると、私は高校生の時の応援旗の絵を思い出します。
クラス対抗だったのですが、クラスの応援席の真後ろに、たたみ6畳分くらいの大きな絵が掲げられていました。
応援旗というよりも、応援看板です。

それはクラスメイトの美術部だった男子が1人で描いた絵でした。
絵には必殺仕事人の中村主水が描かれていて、必殺を必勝と変えて描いてありました。
中村主水の眼光が鋭く、まるで映画館の看板のようでした。

実はもう名前も忘れてしまった男の子ですが(笑)授業中にぼんやりしていたり、常にだるい感じをよく叱られてる子だったので、
「あの男子がこんなにすごい絵を描くなんて!」
と、そのギャップが大きくて今でも忘れられない思い出になっています。

どんなことでも、一心に気持ちを入れて創り上げると、何十年経っても人の心に残るものだなぁと思います。
写真も何も残ってはないのですが、運動会といえば、私の脳裏にはかっこいい中村主水が浮かび上がります。