自分のことよりも人のことを思いやりなさい、人に優しくしなさい。

そういう教えを私たちはよく耳にしてきました。
確かにね、もちろん私もそうありたいと願います。

ただ、思いやりも優しさも、私側から見た一方的な思考から生まれたものなので、
必ずしも相手にとって優しくしてあげたことがいいとは限らないのです。

もしするなら、
「私の思う思いやりだと思ったことをさせてもらった」
「あなたはどう思うかわからないけれど、私がそうしたかったからやりました。させてくれてありがとう」

くらいの気持ちでさせてもらわないと、成り立たない気がします。
だって相手のことはわからないからね!

「普通お礼を言うはずでしょ?」
「こんなにしても怒られた」
「全くわかってくれない!」

こんな気持ちになるのは、いつも自分の価値観が一般的であると勘違いしてるからです。

私たちは生まれる前に、今世はこれをやるとテーマを決めて生まれます。
そのテーマをやるにあたって、今回の自分の性格や思考の傾向を、これもまた自分で選んで生まれます。
(性格や思考の傾向は魂の色として現れます。この色がわかるのが京都のクレセントさんです)

その色は、今世でその思考や価値観を経験したいと思って、生まれる前に自分で選んで来ています。

世の中で一番愛すべきは身内だと思っている人がいても、それはその思いを経験するためにチョイスしてきた思考なのです。
ですから、他の人が身内だけじゃなく、もっと人類のことを愛しなさいよと思っても、それは人類を愛すると決めて来た人にとって大切な思考だというだけです。
身内を愛そうと決めた人も、人類を愛そうと決めた人も、等しく価値のある魂の色を持っているのです。

すべての人に等しい価値があります。
ただみんな違うよってことだけです。

誰しも自分でカスタマイズした魂で生きています。
今世は自分の選んできた思考を味わい、色んなことを学ぼうと思って生まれてきました。

まずは自分のことを知らないと、その性質を生かすことができません。
人のことよりもまずは自分のことです。

自分のワクワクするとこはなんだろう?
喜びってなんだろう?
惹かれてやまないことはなんだろう?

じっくり自分の魂のことを考えてみてくださいね。