だまし絵って見たことありますよね。
実際には描かれていない線が見えたり、同じ大きさなのに大小の違いがあるように見えたり。
人の脳は、描いてある通りを見るのではなく、予想をして捉える力があるようです。

「予測する」とか、「アタリをつける」など、人はこんな脳の機能を使って、自分をかなり守っているんですね。
少しでも先を知って安心したり、用心したりしたい脳です。

実はそうやって、常に予測したがっている脳ですから、
せっかちなのでしょうね、脳はわりと簡単に騙されるのです(笑)

『ドキドキする』

例えばこんな感じのとき、誰でもありますね。

このドキドキは前後の言葉がないと、実はなんのドキドキなのかわかりません。

人前でスピーチをするとき。
明日が受験日という日。
苦手な人に会うとき。

好きな人に声をかけられたとき。
アトラクションに乗るとき。
予約してたものが届いたとき。

こんなとき、ドキドキはどっちでもドキドキします。

なぜでしょうね?
不安と興奮を表すドキドキはとても似ています。
そっくりなんです(笑)

あなたがドキドキしたとき!
はいっ、そこで脳は必死で予測したいと動き出します!
「このドキドキはどっちだ!」
「不安と興奮のどっちのドキドキなんだ!」

さ!はやく!急いで!
脳が予測をつける前に!
あなたは、どんなドキドキのときもこう言いましょう。

「ワクワクしてきた!」

えー、そんなのさぁ…
と、思ったあなた(笑)
だまし絵は楽しめるでしょう?
このゲームも楽しんでやってみてください。

脳の機能で人は守られています。
結局、脳がやりたがっているのはなんでしょう?
そこを思い出してくださいね。
脳はあなたを守りたがっているのです。

そして、あなたは心の機能でも、自分を守れますよ。

「ワクワクしてきた!」