結局は出さなかったのだけど、知り合いの人とのやり取りで私が書いたメールです。

まだ、引き寄せだとか量子力学とか、何も知らない頃に、私は世界をこう理解していました。

『生きることは罰でしょう?』と聞いた友人へ向けて

生きることは罰ではない。
単純にこれが私の答え。
だけどこれはなかなか簡単に説明できない。

この世の中は、自分の心の映写機で映し出した映画のようなもの。
私は泣いたり笑ったりしながら、ラブコメディを見てる。
だけどあなたは私の苦手なホラー映画を見てるのかもしれない。

多分、あなたはもうホラー映画に飽きてるんだよ。
隣の劇場で、たまには気楽な娯楽映画を見てみて。はまるかもよ。

扉を開ければすぐに隣の劇場に出るからね。
この映画館はあなたの心そのもの。
だからなんでも上映できる。

どんな映画を見てもいい。
それがこの世界の一番の素晴らしさ。
誰の許可もいらない、あなたが好きなタイプの映画を見たらいい。

あなたが選んだ劇場の、すぐ隣の劇場では、同時進行で別のストーリーが上映されている。
もちろんどちらもあなたが主演。

あなたが座っているその席は、誰かに無理やり指定されたのではなく、あなたはしっかりその場所のチケットを買った。
でもね、安心して!この劇場はいつでも、なんの支払いもなく、隣の劇場に行ける仕組み。
実は扉もない。目線をずらすだけ。

さらにね、どの映画のストーリーも全てあなたが書いて演出もしている。
総監督はあなた。

おもしろくない!ひどすぎる!どこで笑えばいいの!
もし、見ている映画がそういう内容なら、即変えてしまえばいい。
あなたは総監督なのだから。

どうか自分が総監督なのだと思い出して。

できが悪いと嘆く必要もない。
この映画を見るのはただ1人、あなただけ。
寂しい?でもね、みんなそうして自分だけの映画を撮って、自分で見てるの。
あなたには通行人に見えるだけの登場人物も、その人が主役の映画に出演中。

たくさんの登場人物がいるでしょう。
中には勝手な人もいるかもね、そして優しい人もいるよね。
悪人も善人も皆必要。映画だから。
総監督のあなたの望んだストーリーのために、みんな登場してくれてる。

生きることは罰でしょう?

もしそう思ってるなら、あなたを罰っするその演出をしてるのは、あなたよ。