むかし両親と私の家族と同居をしようと計画したときに、母は喜びましたが、父はとても嫌がりました。

「娘に絶対に迷惑をかけたくない」
というのが理由でした。

私は同居しなくてもいいよと、手紙で伝えました。
おそらく父にきちんと書いた初めての手紙でした。

【家族は迷惑を掛け合うものです。
私の考える家族はそういうものだから、お父さんの考えと違うなら無理に同居しようとは言わないからね】

その手紙を読んで、結局父は私たちと一緒に住むことになりました。

もちろんどこまで伝わったのかはわかりませんし、まぁ、そのあと「こんな迷惑考えてなかったわー」と思ったりしましたから(笑)実際そんなにいい話ばかりでもないのですが。

人に迷惑をかけないように!

よく聞きますよね。
なんであんなに声高に言うのでしょうね(笑)

迷惑をかけたくはないけど、人は迷惑を掛け合います。

このブログを読んでいる方は、もう何回目でしょうね、繰り返すセリフですが、
迷惑を掛け合う理由は、

『みんなそれぞれ違うから』です。

ある人にとって快適なことが、ある人にとっては心底嫌なことだったりするからです。

人に迷惑をかけるな!という教えで、どんなことが起きてるでしょう。

迷惑だと思う人を、みんなで敵視したり、排除したり…

多数派の一方的な当たり前で、迷惑だと決めつけられる、少数派の当たり前。

人はみな違うのだから、いろんな摩擦が起きるのです。

迷惑をかけることが怖くて怖くて、周りのことばかり気になる…、
それって疲れますよね。
人に迷惑をかけてはならない、という掟を解きましょう。

迷惑だなーって思う人のことや、そして知らず知らずに人に迷惑をかけている自分を、許すことが一番大切なことです。

迷惑をかけるな!じゃなくて、
『許し合おう!』
が、正解です。