むかーし父親がカセットデッキでこっそり私たち姉妹の話し声を録音し、あとから私たちにその再生テープを聞かせたことがありました。

我が家に初めてカセットデッキがやってきた時のことです。
私が小学生の頃の話ですから、大昔の思い出です。

自分の声を初めて聞いて、本当にびっくりしました。
皆さんもそんな記憶ありますよね。
自分の聞いてる声と、人に聞こえている私の声がこんなに違うなんて思ってもなかったのです。
自分が自分でないような気がして、あっけにとられました。

家族に「本当?私こんな声?」って何回も聞きました。
家族も「なんかちょっと違う気もするけど、ほとんどいっしょみたいな気がするわ」など、みんなそれぞれ自分の声のことを驚いてますから、そんな不確かな感想を言い合いながら『まさか、私こんなへんな変な声じゃないだろう、うそだ、違うはずだ』と思ったりしてました(笑)

それ以来、何かの折には、自分のことなんてわかるわけないわー!本当の声すら知らないんだよーなどと考えていました。
いま、私あのへんな声でこんなこと言ってるのか…とかね(笑)

左右反対に映る鏡(人から見た自分が映る鏡)があるそうですが、自分の顔を左右逆に見ると、声と同じくらいガーンとなるらしいですよ(笑)

さて、ある時私はなんとなく友人に自分の口癖を聞いてみました。

自分には口癖なんてないだろうと思って、何気なく質問したわけです。
すると友人はすぐさまこう言いました
『えー、しらーん、わからーん、やってー』
だそうです!!

しかも私の口調のモノマネつき。
昔のカセット再生くらいの驚きでした。

皆さん、ぜひ親しい友人に自分のことを聞いてみてください。
声のことでも、顔のことでも、口癖のことでも。

心が穏やかな時にね!
笑ってやり過ごせる気分の時に聞いてくださいね!

うっかり聞いたりしたら、思わず泣くことになるかもですから(笑)